2019年8月29日
安達太良サービスエリア | 安達太良ラーメン |
職場の山仲間3人で安達太良山に登る。車で行く。
途中、安達太良サービスエリアで、昼は、ラーメン。
ももソフト | 奥岳登山口 |
ももソフトもあったので、割引券を使って食べる。
ロープウエイに乗る。 | 安達太良山登山道 |
奥岳登山口は安達太良スキー場のわきにある。ここで、ロープウエイに乗る。
ロープウエイを降りて、歩き出す。
この上の空がほんとの空です | 薬師岳 |
薬師岳ではガスっていて、眺望はあまりない。この日は、「ほんとの空」は、見えなかった。
智恵子抄 |
『あどけない話』 高村光太郎 智恵子は東京に空が無いといふ。ほんとの空が見たいといふ。 私は驚いて空を見る。 桜若葉の間(あいだ)に在るのは、 切っても切れない むかしなじみのきれいな空だ。 どんよりけむる地平のぼかしは うすもも色の朝のしめりだ。 智恵子は遠くを見ながら言ふ。 阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に 毎日出ている青い空が 智恵子のほんとうの空だといふ。 あどけない空の話である。 |
高村光太郎は31歳の時に3つ年下の女流画家・長沼智恵子と結婚。結婚後、高村光太郎は「私はこの世で智恵子にめぐり会った為、彼女の純愛によって清浄にされ、以前の退廃生活から救い出される事が出来た」と言ったくらい、智恵子は彼の愛妻だった。智恵子の実家は福島県安達郡油井村(現在の二本松市)の酒造家であったが破産して、しかも東京暮らしが肌に合わず、次第に統合失調症になって精神を病み始め、睡眠薬で未遂であったが、服毒自殺を図ってしまった。『智恵子抄』は智恵子が他界してから3年後に30年に及ぶ夫婦二人の愛を綴った詩集として刊行された。東京での生活は、智恵子には合わなかったらしい。のちに光太郎は『智恵子の半生』の中で、「彼女にとって肉体的に既に東京が不適当の地であった」と、述懐している。智恵子の目に映る東京の空は、いつも曇っていたのかもしれない。 |
薬師岳の祠と鐘 |
ガスの中を歩く | 山頂直下 |
途中から雨が降り出してきて、レインコートを着る。山頂直下も雨の中
山頂直下の梯子 | 山頂に到着 |
梯子を使って、最後の急登を登って、山頂に到着。雨と風が激しくて、
何も見えず。ゆっくり立っていられないので、すぐに下りる。
安達太良山山頂 | 沢 |
くろがね小屋への分岐まで下りて、くろがね小屋に向かう。
峰の辻 | ガスの中を歩く |
山頂から下りていき、分岐があり、くろがね小屋の方に下りていく。
峰の辻からくろがね小屋までの下りは、ザレて歩きにくかった。
くろがね小屋がみえる。 |
くろがね小屋は安達太良連峰鉄山の下にある源泉掛け流しの温泉を楽しめる山小屋である。
くろがね小屋 | くろがね小屋 |
くろがね小屋で泊まる。16時過ぎに到着。宿泊客は我々3人と男女の
カップルが一組である。源泉かけ流しの風呂もあって、汗を流す。
夕食はカレー。美味しかったので、ついお代わりをする。
我々3人は食べてからも食堂で飲みながら、談話する。9時に消燈。
12時ころと3時ころに目が覚めたので、外に出てみると、星がいっぱい。
流れ星も見える。小屋の中は撮影禁止の張り紙がしてあった。
岳温泉の源泉エリア | 鉄山から続く岸壁 |
朝、明るくなってきて、外に出てみると、山の風景がみえる。
くろがね小屋から鉄山への登山道は立ち入り禁止となっている。
朝食を食べて、このまま下りてしまうか、再度山頂に向かうか迷う。
沼の平の火口が見たいので、登ることにした。
登っていくと、前日は雨で全く景色が見えなかったが、この時は
晴れていて、景色を観ながら歩くことができた。
ホシガラスも飛んでいて、よく見かけた。
峰の辻 | 正面には、篭山(1548m) |
篭山の尾根を乗っ越すポイントが峰の辻。峰の辻からは、牛の背方向に歩き出す。
小屋で一緒だった男女は、我々が前日に下りてきたコースを経て安達太良山に昇る。
安達太良連峰の最高峰は箕輪山(1728m)。鉄山(1709m)も
安達太良山より高いのだが、連峰の主峰は安達太良山になっている。
峰の辻から安達太良山に登るコース |
沼の平の噴火口 |
牛の背に到着。西側の沼の平の爆裂火口を見渡すことができた。
安達太良山は、箕輪山(みのわやま)、鉄山(てつざん)、安達太良山、
和尚山(おしょうやま)の火山群からなっており、火山体の中心には、
沼ノ平(直径約1km、深さ約250m)と呼ばれる火口がある。
沼の平の噴火口 |
会津磐梯山もみえる。(左) |
牛の背側からの安達太良山山頂 | 山頂 |
岳温泉側から山頂は乳首に見えますが牛の背側からは乳首には見えない。
山頂に到着。前日は何も見えなかったが、この日は、展望を楽しむことができた。
「ほんとの空」が少し見えた。
くろがね小屋への登山道 | 山頂 |
山頂直下の広いところに下りて来たら、雨が降り出してきた。そのまま
ロープウエイのところまでは雨に降られ続けた。下りもロープウエイを使う。
山頂からの眺望 沼の平方向 | 奥岳の湯 |
ロープウエイを降りて、日帰り温泉施設「あだたら山 奥岳の湯」で、汗を流す。
奥岳登山口のすぐそば、あだたら高原リゾート敷地内にある日帰り入浴施設である。
到着したのが10時過ぎ。ちょうど10時開店だったので入ることができた。
酸性の湯で、露天風呂が大きくて、気持ちよく入る。