2024年調布映画祭 

2024年1月28日

   
たつくりエントランスホール  『ラーゲリより愛を込めて』衣裳 

「映画のまち調布 シネマフェスティバル」は、調布市内に集積している
映画・映像関連企業、団体と連携し、映画・映像をつくるまちならではの
独自性があるイベントを展開している。人気投票と映画技術者」の選考で
受賞者を決定する「第6回映画のまち調布賞」授賞式をはじめ、
映画制作の技術スタッフや監督によるトークショー付きの映画上映会、
映画・映像関連の展示やワークショップなど、さまざまなイベントを開催。

   
特殊メイク過程展示
(株)ダミーヘッドデザインズの仕事 
『シン・仮面ライダー』より 仮面ライダーの
マスクと変身ベルト 

   
宮沢賢治の本 宮澤質店 

   
 井上泰幸展  

たづくりエントランスホールでのCINE_WORKS 展には2022年の井上泰幸展で
紹介された『空の大怪獣ラドン』の岩田屋ビルの復元模型も展示されていた。

   
インカメラ合成   窓の中の自分 

   
 岩田屋ビルの再現ミニチュア 授賞式と先行上映の案内 

「第6回映画のまち調布賞」投票の対象となる作品は、2022年9月1日から
2023年8月31日までに、国内の商業映画劇場で、有料で公開された日本映画。
今回の投票は昨年1月27日から9月3日の約7カ月にわたって行い、1万5237票が
集まった。そしてその中から「映画のまち調布シネマフェスティバル2024」内で
上映可能な実写映画上位10作品をノミネート作品として、各賞の映画・映像に
造詣(ぞうけい)が深い有識者による選考委員会で討議の上、受賞者が決定。
そして作品賞は前述した投票第1位の作品へと贈られる。また、特別賞は
「映画のまち調布」の映画文化、芸術、産業の振興に多大なる貢献と
顕著な実績を残した個人、もしくは団体、または近年に、めざましい
活躍をした映画、映像関係者に贈られることとなる。

   
 お終活パネル展  

   
   

   
  劇中で使用された絵画 

   
  お終活記念写真 

   
トークショー   

2月10日(土)16:00  映画のまち調布賞授賞式は同時に、5月31日
全国ロードショーの『お終活 再春!人生ラプソディ』を、先行特別上映!
上映前ゲストトークには、香月秀之(脚本・監督)、松下由樹水野勝、
川田亮(プロデューサー)が登壇して、話を聞くことがっできた
作品は2021年公開「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の
第2弾で、これからの人生を楽しむための「終活」を笑いと感動で届ける。
松下と水野は前作に引き続き葬儀社の上司と部下を演じた。

   
「空の大怪獣ラドン」トークショー   

2月11日には、昨年11 月に68 年間の歴史に幕を下ろした東京現像所に
関連した特別企画「ありがとう東京現像所」を企画し、「大誘拐 RAINBOW KIDS」、
「空の大怪獣ラドン」(4Kデジタルリマスター版)をトークショー付きで上映
今回は「空の大怪獣ラドン」の上映を見た。特撮美術監督の三池敏夫さん、
元・東京現像所でデジタル修復コーディネーターの清水俊文さんを
お招きしてのトークショーも行われた。

   
三池敏夫さん   清水俊文さん

   
   

   
   

フィルムとデジタル後では鮮明さが違う。こういった加工も
フィルムが残っていたからできるのであるし、大変な作業が求められる。

   
   

   
   

東京現像所は、1955 年以来、調布の地にあって、
映画・映像産業を技術的に支えてきたラボだ。本映画祭では、
長年の映画業界への貢献を「第6 回映画のまち調布賞」の「特別賞」を
贈賞することで顕彰するとともに、特集上映と特別展示においても
その事績を紹介した。その一本が「空の大怪獣ラドン」であった。
2022 年に行われた4Kデジタル修復作業を東京現像所が担当した。