アロハマンダラーズ 

2016年8月18日

新宿末廣亭に行った。ちょうどお盆の時期で、昼の部のトリは、アロハマンダラーズの興行がある。

   
神田紫と新山真理  夏丸 

アロハマンダラーズとは、落語芸術協会会員によって構成されたアマチュア・ハワイアンバンド。
平成10年に結成し、平成12年8月、末廣亭の中席で 大喜利として10日間の興行を打つ。
以後、新宿末廣亭では毎年8月中席(11〜20日)での催しが定着した。
司会の新山真理がここは健康ランドではありません。提灯をヤシの実と思い、
ハワイのワイキキをイメージしてくださいと言われる。ちょっとこじつけすぎでも楽しい。
今年から加わったという夏丸はハワイアンをこぶしつきで歌うから演歌調もうまい。
ウクレレ&ボーカル担当の神田紫と新山真理。ハワイアンスチールギター担当は傳枝。
希光はベース担当。アコースティックギター担当の柳橋。可楽はフルートとボーカル。
結成17年らしいが夏丸は高校生の頃、客としてマンダラーズ見たとのこと。
今ではメンバーに入っている。小柳枝師匠も毎年登場するが、今年は療養でいなかった。

   
可楽  傳枝がハワイアンスチールギター

可楽はフルートを吹いて、篠笛もふけるのである。目がよく見えないので、司会の真理さんにリードされながら演奏。
新山真理の高座は、いつも介護ネタを聞くことが多いが、今回は刑務所血液型を話していた。
可楽は、演目がアラブの世界。アラブの国名をすらすら言い、記憶力はたいしたものである。

   
夏丸 柳橋 希光  フラガール 

夏丸が寿司桶のようなもので、波の音を出す。雰囲気が出る。夏丸は歌も上手である。
高座でも、増位山物語の演目でのどを披露していた。波の音をやったりマラカスを振ったり
自慢ののどを聞かせてくれたりと大活躍。フラダンサーも登場し、踊っていた。

   
 アロハマンダラーズ 夜の部の出演予定者 


夜のトリは昇太。二十四孝を演じた。マクラで、笑点の司会者になり、苦労などを話され、爆笑の渦。
笑点に出たり、司会者になるのは大変だが、親孝行の一つであるという。東海大学を中退で
学費も高かったので、親には苦労をかけて、名前が出ることで親孝行にもなるというマクラ。
2階席まで満席で、人を集めるのは、小三治に次ぐ、昇太の人気が出ている気がする。
ニュースペーパーでは、菅官房長官やオバマ大統領が登場し、皮肉りがうまい。