石川文洋写真展 

2020年12月19日


   
日本新聞博物館  石川文洋写真展 

横浜にある日本新聞博物館で、石川文洋の写真展が開かれていたので、観に行ってきた。

歩いているときは、何事にも束縛されない自由な時間。目的地を目指せばよい。
その間、新しい光景が目に入ってくる。シャッターを押す。この瞬間がよい。
だから楽しいと石川文洋さん。「感動は人生の見えない財産である。」

 ベトナム戦争の従軍取材で知られる石川文洋さんは、2018年7月から19年6月まで11か月をかけ、日本の北から南まで踏破しました。80歳の挑戦です。ゴール時には81歳になっていました。高齢に加え、心筋梗塞の既往症も乗り越えた快挙でした。
北海道の雄大な自然を撮影した後、本州に渡った石川さんは東日本大震災や東京電力福島第1原発事故、阪神・淡路大震災、熊本地震などの被災地を訪れ、まだ癒えぬ傷痕を記録しました。また三沢や岩国などの米軍基地を巡り、郷里の沖縄では米軍基地建設で揺れる名護市辺野古や嘉手納基地、普天間飛行場などを撮影しました。
本写真展では、石川さんが旅の途中に撮ったおよそ3万5000枚の写真の中から約120枚を厳選して展示します。


   
 福島県双葉町の海岸 あいさつ文 

福島県双葉町の海岸では、この日、小雨で事故を起こした福島第一原発がかすんで見えた。

   
 北海道利尻富士等  大震災の傷痕と復興

   
 大震災の傷痕と復興  津波を救った坂等

   
日本橋   東海道

   
 列島縦断の軌跡 本のサイン 

   
   

旅で使用したカメラや取材ノート、衣装なども展示されている。

   
 旅に身に着けていた衣服  広島若い語り部、山口コンビナート等

   
沖縄   沖縄

三沢や岩国などの米軍基地を巡り、郷里の沖縄では米軍基地建設で揺れる
名護市辺野古や嘉手納基地、普天間飛行場などを撮影した。

   
 石川文洋氏  

命どぅ宝 ――戦争は未来の命をも奪っていく
「命どぅ宝」(ぬちどぅたから)とは沖縄の言葉で「命こそ宝」という意味

石川文洋さんは、命が何より大切だとおっしゃられている。

   
 日本写真博物館外観  

   
 玄武門 横浜中華街のシンボル・善隣門

横浜中華街には、600軒以上の店がひしめいている。随所で目にする個性的な門は、
風水思想に基づいて建てられた「牌楼(パイロウ)」。関羽を商売繁盛の神様として
祀った「関帝廟」や、あらゆる神様を祀った「媽祖廟」があり信仰の対象となっている。
玄武門の守護神は「玄武」で、子孫の繁栄をもたらすとされている。門の柱は黒。
メインストリートとなるのは「中華街大通り」で、起点となる
善隣門から終点の交番付近までの長さは、およそ300m。

   
   

中華街は、コロナ禍でもたくさんの人で賑わっていた。

   
元町中華街駅   みなとみらい線 元町中華街駅