2013年5月3日
秦野駅で降りて、浅間山、権現山、弘法山、吾妻山と4つの低山を経て、鶴巻温泉まで歩いた。
弘法の里湯で汗を流す。いわゆる弘法山コースといわれているコースである。
新緑の中を、気持ちよく歩けて、歩いた先がちょうど温泉が待っているというのも嬉しい。
しかも駅から駅まで歩いて帰れるというのもいい。低い山ではあったが、足慣らしにもいいコースである。
秦野駅 | 水無川の向こうに浅間山が見える |
ゴールデンウィーク後半の初日、秦野駅は、長蛇の人の列ができていた。ヤビツ行きのバスが臨時も含めて運転されていた。
塔ノ岳や大山の方に登る登山客でごった返していたのである。弘法山の方に行く人は少ない。桜のシーズンも終わったので、
この時期、連休でもミニ縦走の低山を歩く人は少ないのかもしれないと思った。
弘法山公園入口 | 浅間山 |
浅間山から望む | 広々とした浅間山 |
このコースの最高地点は標高243mの権現山である。
大山を望む | 権現山の展望台 |
権現山は別名「千畳敷」と呼ばれるほど山頂部分が広くなっている。
権現山の名前の由来は、山頂に権現堂があったためといわれている。
展望台から富士山は頭だけ少し出ていただけで残念。雲がなければ、迫力のある富士山が見えるのである。
箱根方面の山 | 大島がうっすらと見える |
権現山の広場から大山 | 野鳥を待っている |
野鳥の水の飲み場があり、観察用の囲いがつくられていて、写真を撮っていた人がいた。
権現山から弘法山へは馬場道と呼ばれる広い道を進む。
彫刻が置いてあった | 弘法山公園の地図 |
秦野市の城郭調査によると、浅間山、権現山、弘法山、城山までの間が城域だとされているそうである。
この城は「東波多野城」と呼ばれ、一城別郭式で、主曲輪は弘法山といわれている。
築城年代は、1476年の長尾影春の乱があったころではないかと推察されている。
弘法山山頂の釈迦堂 | 釈迦堂 |
弘法山は標高237m。釈迦堂には弘法大師の木造が安置されている。
江戸時代には釈迦如来像と弘法大師像が祀られていたと言われているが、
1964年に建立された現在の釈迦堂には木製の大師像だけが祀られている。
弘法山は弘法大師が山頂で修行したことから名づけられたとの伝承がある。
木造の 弘法大師 | 弘法山の井戸と鐘楼 |
弘法山を越えると鶴巻温泉の方から登ってくる家族連れや走ってくる人も多くなる。
緑のトンネル | 吾妻山 |
歩行距離は約7.5qのハイキングだったけど、汗もそこそこかいて、帰りに弘法の里湯に入り、温泉でゆっくりして帰路に着く。
弘法の里湯 |