2010年7月25日(日)
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08:10 ロープウエー山頂駅
10:00 千本檜小屋 11:10 月・日の池八ツ峰迂回路 11:40〜12:20 千本檜小屋 14:00 ロープウエー山頂駅 |
六日町、山口バス停近くより
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八海山は魚沼地域にそびえ立つ信仰の山である。大同三年(808)に空海が登り,山上に八つの
池があったので八海山と名付けたという伝承もある。一方で、八ツ峰 (地蔵岳、不動岳、七曜岳、
白河岳、釈迦岳、 摩利支天岳、剣ヶ峰、大日岳)は八海山の名の由来となったのではないかと言われてもいる。
6月のある日、浅草で飲み会があって、銘酒「八海山」を飲んだ勢いで、「八海山」をもって、
八海山に登ろうという話になった。
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北越エクスプレス
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マリンブルーくじらなみ
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この日は4名の参加である。前日の午後、大宮から上越新幹線に乗っていき、越後湯沢で乗り換えて、
上越線に乗る。越後湯沢では、北越エクスプレスや「くじらなみ」が発車するところだった。
マリンブルーくじらなみ号は、JR東日本が7月下旬から8月上旬に高崎線・上越線・信越本線で
運行している臨時快速列車である。何人かの人が写真を撮っていた。上越線で六日町まで行き、
さらにバスに乗って、六日町にある民宿「八ツ峰養魚」に到着。そこからは八峰のゴツゴツした
八海山が見えて、次の日が楽しみとなる。宿の食事はご馳走である。ここの宿は八海山のふもとにある
養漁場。話題の「魚沼美雪ます」を育てている。美雪鱒の養殖は岩魚と虹鱒を掛けあわせたもの
である。赤みがかってプリプリとした美雪鱒を刺身で美味しくいただいた。刺身以外にも、
山菜、鍋、マリネ、岩魚の塩焼きなど、様々な料理が盛りだくさん。当然、八海山も飲む。
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魚沼美雪ます
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八海山を飲む
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次の日に、宿の人に八海山スキー場のロープウェーまで送ってもらって、乗る。ロープウエー山頂駅4合目。
1150mまでたどり着いた。
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八海山ロープウエー乗り場
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山頂駅から歩き始める。
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事前に八海山のルートをネットで調べてみると、八ツ峰まで行くと岩場や鎖場があって、
山頂で「八海山」を飲んだら鎖場は下れなくなるかなと思った。八ツ峰は初心者にはきついコースになっていて、
今回、初心者に近い人が二人である。とにかくロープウェーで登って、行ける所まで行って、戻ることにした。
途中、山の経験者一人が体調を崩し、千本檜小屋で待ち合わせをすることにし、
残った3人で先に千本檜小屋(9合目)まで歩いた。このロープウエー山頂駅から
薬師岳1654m(8合目)までの距離が長い、しかも急登なので、バテ気味になる。ここまでは
体力勝負かなと思ったが、初心者でも二人は日ごろ鍛えているから、体力はある。
こちらがきつくなる。何とかたどり着くことが出来る。薬師岳の先の千本檜小屋で、
地元の人に「荷物置いて八ツ峰に登っておいで」と励まされて、八ツ峰を3人で歩きはじめた。
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山頂駅のすぐ近くにある、八海山遥拝場(4合目)
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女人堂
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猿田彦命銅像
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千本檜小屋と奥に八峰の端
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越後駒ケ岳などはガスで見えない。
八海山登山の醍醐味はこの先の八峰です。
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地蔵岳には回りこむようにして登る。
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地蔵岳の手前にある天然の岩のオブジェがみえる
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地蔵岳
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まさに八ツ峰は八海山の核心部である。当初、八ツ峰を少しでも登れたらと思った。地蔵岳は2009年のNHK
大河ドラマ「天地人」のタイトルバックで山頂(地蔵岳)の空撮映像が使われたことでも知られていて、
一人は、妻夫木くんの立ったそこに立てただけでも良かったと感動。予想したとおり、八ツ峰の鎖場には
緊張しながら歩く。今回は白河岳まで登って、迂回路を下りることにした。
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不動岳から大日岳方面を望む
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千本檜小屋と薬師岳
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地蔵岳のお地蔵様
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地蔵岳に立つ
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不動岳山頂の八海大神 大摩利支天
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越後駒ケ岳から中ノ岳の展望は雲の中
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七曜岳のピーク
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鎖場
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鎖場をおりる
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途中の花も癒される
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白河岳
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鎖場
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大日岳を望む
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鎖場
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鎖場を下りてくるのを振り返る
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白川岳
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白川岳からはコルに下りて、そのまま迂回路方面に歩き、迂回路を千本檜小屋方面に歩く。
迂回路も結構、鎖があったり、道も切り立っていたりで、油断できない道ではあった。
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迂回路に下る鎖場
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千本檜小屋まで戻って、ここまでくれば八海山を飲んでも大丈夫かなと思い、そこで持っていった
八海山で乾杯。昼を食べていると、後から登った一人も小屋の中に入っていたらしく、出てきて、
さらに乾杯した。下りのコースもなかなかたどり着かなくて、長さを感じ、やっと山頂駅に到着。
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「八海山」と地蔵岳
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八海山麓から
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2時ちょうどのロープウェイに乗ることが出来た。八海山登山の日であったので、ちょうど下では、
ポカリスエットやスイカのサービスをしていた。また、朝、登山者にスタンプ用紙を配られていて、
ロープウェー山頂駅と9合目の千本檜小屋に記念スタンプがあって、ロープウエーに乗る時に配布された
用紙に押印をした。すると、駐車場に戻ってきて、抽選をひくことができた。空クジなしで、はずれたけど、
フランクフルトをいただけたので、ビールと「八海山」。バスの時間までたっぷりあったので、
そこでゆっくり過ごしていたら、登山途中にあった人から、湯沢の温泉まで車で送ってあげるよといわれて、
お言葉に甘えてしまって、湯沢まで送っていただいて、健康ランドで汗を流した。
帰りの新幹線も湯沢の地ビールを飲む。天気がよければ、上の稜線では、上信越の山々や
快晴の日には日本海、佐渡島まで見えて、展望の良い山ではあるが、今回はガスっていた。
しかし、最近行きそびれていた山にやっといけて、八ツ峰の変化のあるコースを歩き、八海山登山の醍醐味の
触りを経験できた。仲間と山を楽しむことができた。家に帰ってからも、ビールと「八海山」で竜馬伝をみる。
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八海山の冷水
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八海山登山の日
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