八丁坂から蛭ヶ岳

2005年11月25日

蛭ヶ岳に八丁坂コースで姫次を経て、登る。丹沢は、我が家から行くと、交通の便もよく、近いので、

つい足が向いてしまう。このコースは初めてで、静かな山歩きが楽しめるということで、登ってみた。

天気予報ではいい天気になるはずであったが、あいにく曇っていて、展望はあまりよくはなかった。

コースタイム

8:15   登山口手前の林道の脇に車を駐車
9:15   東海自然歩道との分岐
9:30   八丁坂の頭
9:50   姫次
10:15  地蔵平   
11:10〜11:45  蛭ヶ岳山頂
12:50〜13:05  姫次
14:05  登山口
14:15  駐車場所
 

姫次から蛭ヶ岳

今回は車で、東野から部落の中を抜け、林道にはいる。林道入り口がわかりにくく、少し迷う。

小屋戸沢手前のところに作業小屋があり、そこにゲートがあった。

細い道をくねくね行き、ここで車にすれ違ったらどうしようと思った。

本当に車の停める場所があるのだろうかと不安にかられながら、車を進める。

道路工事のため「車両通行止め」の標識があり、手前に車を置けるスペースがあったので、

そこに駐車をして、準備をし歩き始める。

杉の植林地帯歩き、工事の現場をぬけると、沢があり、登山口になっていたので登り始める。

登山口
姫次

登山口から急な登りになり、汗をかきはじめる。ひたすら登りが続き、焼山からの道と合流すると道はなだらかになる。

合流の道は東海自然歩道になっており、歩きやすく、八丁坂ノ頭を経て、姫次に着いた。

姫次では視界が開けたが、富士山は見えなくて残念。

出発してから誰も会わなかったが、姫次で神の川方向から3人の男の方とはじめてあった。

その方たちは先を急ぎ、どんどん進んでいった。途中で、シャツを木に引っ掛かっていて、

それをもって、歩くと、一人遅れて歩いておられた方のシャツであることがわかり、手渡した。

カラマツのはなし

からまつは、わが国産の、針葉樹の唯一の落葉樹で、

秋の落葉前の黄葉、春先の新緑のうす緑が美しく詩情に

富んでいて、歌や詩によくうたわれます。

ここ姫次は、東海自然歩道全コース1343mのうちでも

最高地点(標高1433m)の場所です。

                       神奈川県  

姫次にあった「カラマツのはなし」

姫次からは急な下りで始まり、その後は何度かアップダウンを繰り返す。そのうち道は整備された階段に変り、

蛭ヶ岳への最後の急登を登りきると頂上に出た。犬のパルが迎えてくれて、いつまでも吠えられた。

山頂に登る階段
登った道を振り返る

頂上で、少し早いが、昼食のおにぎりを食べる。途中で出会った3人の方たちたちは鍋割山まで行き、泊るという。

鍋割小屋の主人は今日は夜、下に降りるといわれたという。

蛭ヶ岳山頂
蛭ヶ岳山荘

蛭ヶ岳山頂

<石英せん緑岩>

丹沢一帯の山の最高峰蛭ヶ岳(1672m)から菰釣山(こもつるしやま)にいたる白い岩は、石英せん緑岩といわれる外面はかこう岩に似た深成岩ですが、著しい隆起と激しい浸食作用により、地上に露出しました。石英せん緑岩は岩質が弱く風化されると白い砂になりやすく西丹沢一帯に多くみられます。

                神奈川県

下りでは、若い男性が走っていて、追い抜かれた。

下山途中の檜洞丸(左)と大室山(右)の風景

姫次でも、蛭ヶ岳や檜洞丸、大室山等の丹沢の山々は見えて、少し眺めていた。

今日、蛭ヶ岳山荘に泊るという方が登ってきた。

川崎から来た方で、丹沢のこのあたりは、静かで気に入っているとのことである。

最近も神の川から歩いたといわれる。

姫次から檜洞丸(左)
姫次から大室山

八丁坂から青根への、下りは急であり、ガレ場が続いていた。登山口近くで、道路工事をしており、がけが崩れないように舗装作業もしていた。

そこから降りていくと、杉の植林の中を歩いて、車の駐車場所に着いた。

登山口近くの道路工事
杉の植林の中を歩く

山の中ではすっかり紅葉は終わっていたが、帰りの車で、やまなみ温泉に向かう途中では、

まだ紅葉が残っていて、きれいであった。

青野原水橋からみた紅葉