冬の蛭ヶ岳 1627m

2005年12月23日

蛭ヶ岳は7回目である。今回は大滝新道から蛭ヶ岳に登り、下りは市原新道である。

好きなコースなのか、振り返ってみると、このコースは4度も登っている。

7:25 魚止橋
8:20 雷平
8:55 大滝
10:25 稜線に出る
10:45 不動の峰
11:15 鬼が岩
11:40〜12:55 蛭ヶ岳山頂
13:55 雷滝
14:15 雷平
14:50 伝道
15:07 魚止橋

凍った大滝

朝、自宅を出たときは雲取山に登るつもりでいたが、、高速の八王子出口を通り過ぎてしまい、

そのまま相模湖東インターまで行き、高速道路をおりる。

魚止橋手前のゲートは取り払われていた。しかし、ずっと手前にゲートが新たに出来、

進入禁止となっているが、今回は開いていた。ただ通行止めの標識があったり、落石注意の看板が多く、

この道を車で通るのは厳しくなってきている。私は魚止橋の脇に車を止める。

今回、登って下りてきてみたら、伝道に、車が2台駐車してあり、伝道まで入ることが出来る。

今回は、稜線から海がよくみえ、半島や大島が見えた。 

  「登るたび新たな出会い冬の蛭」

伝道 看板が崩れている
雷平

大滝手前で見えた滝
大滝新道入口の急坂

大滝からが急な登りが続き、きつくなる。丹沢ー蛭ヶ岳の稜線に出ると、ほっとする。

稜線にでるまでは、ひとりも会わなかった。

稜線に出てからは、塔の岳や奥多摩方面の山も良く見え、海もみえた。大島も浮かんでいる。

相模平野方向
海の向こうに大島がうっすらとみえる

稜線で会った人は、一人だけで、その方は蛭ヶ岳に今年で、34回目といわれた。

しかも大倉から縦走をしてきて、下るところである。

年配の方で、「すごいですね」というと、「慣れですね」と答えられる

頂上の小屋番さんの話ではこの方をご存知で、70歳といわれる。


蛭ヶ岳
富士山

稜線歩きは展望もあり、気持ちがよい。富士山は少し雲がかかっていた。

蛭ヶ岳への登山道
もうひとつ大きくした富士山

鬼が岩
山頂から宮ヶ瀬湖と街並み

塔の岳方向
奥多摩方向

頂上に着いたら、今回で山登り24回目で、蛭ヶ岳は15回目という相模原に住んでいる方に会い、

寒いので小屋の中に入らせてもらいましょうといわれて、一緒に入る。

小屋番の方が鍵を開けてくれて、ストーブをつけていただく。

小屋番さんの息子さんの結婚式のスピーチのこぼれ話を聞きながら、私たちはビールを飲んだ。

結納の場で言葉に詰まってしまい、しゃべれなくなってしまい、結婚式の言葉は、みんなが心配をして声を掛けてきたが、

山に登りながら、人がいないときに声を出して練習して、結婚式当日は大成功だったといわれる。

小屋番さんも会社のリストラにあい、今の仕事につくようになったとのこと。藤野に住んでおり、

小屋に1週間こもり、他の方と交代をしているようである。他の山は登っていないというが、優しい山男という雰囲気がある。

蛭ヶ岳山荘
蛭ヶ岳直下の下山道

下りは市原新道に向かい、今回はマーキングを見失わないように歩いて、

誰か歩いているようで、足跡もあり、無事に雷滝につく。

今回も遭難碑で合掌
雷滝