2006年6月30日
初めての尾瀬である。水芭蕉が見えたらいいかなと思いながら歩き始める。
燧ケ岳は時間があれば登ろうと思ったが、結局、沼尻に着くと、時間もありそうで、欲が出て登り始める。
その安易さが苦労することになる。反省点の多い山登りとなった。
尾瀬は、本州最大の湿原地帯であり、福島県、群馬県、新潟県の3県の県境に位置している。
標高1,400mの尾瀬ヶ原から標高2,356mの燧ケ岳まで、
およそ1,000m の標高差の中に、高山、湿原、沼、森林、渓谷と多様性に富んだ地形である。
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05:40 大清水
06:25 一ノ瀬(東京電力のボックス) 07:15 三平峠 07:30 尾瀬沼 08:30 沼尻休憩所 11:10〜11:30 俎ー山頂 11:40〜12:00 柴安ー山頂 14:15 尾瀬沼 15:00 小淵沢田代分岐 15:40 小淵沢田代 18:10 大清水 |
小沼湿原から燧ケ岳
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大清水に着いたのが、5時半過ぎていた。やはり、尾瀬は遠いと感じた。
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大清水
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一ノ瀬
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大清水に車を停めて、歩き始める。しばらく林道歩きである。
一の瀬から登山道になる。入口に、東京電力が作成した尾瀬の小さいマップが箱に入っていた。
沢沿いの林道を少し行くと、登りも木道がしいてあって、木の階段や木道を歩くことになる。
私はどうもこの林道歩きや木道の歩きは人工的な感じで、足の負担も大きく、歩きづらさを感じる。
しかし、自然を保護するためには、必要なことでもある。
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沢沿いの道を歩き始める
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尾瀬沼休憩所から、燧ケ岳
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尾瀬沼は標高約1660mにあり、水深約10m、東西2Km、南北1.2Kmの湖である。
燧ケ岳の噴火により沼尻で沼尻川がせき止められて尾瀬沼が生じたされる。
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尾瀬沼から燧ケ岳
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尾瀬沼からの景観
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沼尻休憩所
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燧ケ岳に向かって歩く。
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沼尻休憩所からナデッ窪を登ることにする。木道を少し歩くと、林の中にはいっていく。
この周辺は花も多いが、虫も多かった。ぶよにもさされる。
雪渓が下からも見えたが、登山道はあるだろうし、雪渓を巻くような尾根道もあると思いながら歩き始める。
よく下調べもしないで登ったようで、雪崩の起こりやすい斜面を直登するコースであった。
そのうち雪渓を歩くようになる。ナデッ窪のナデッは雪崩に由来するようである。
途中で雪渓を通らなくてもすむ道があったかもしれないが、湿原から登山道に入っても水芭蕉
が良く咲いていて、下を見ながら歩き、途中の印などに気づかなかったかもしれない。
こうして、途中から雪渓を登り始め、ちょうど溶ける時期で、雪渓の下はゴーゴー水が流れる音がして、
歩くのが怖かった。雪渓が終わりそうでなかなか終わらなくて登る。
しかも、この時期はもうアイゼンはいらないと思い、ザックの中にはアイゼンは入っていなかった。
やはり、東北の山は違うと思った。予想以上に雪が残っていた。
とにかく、ナデッ窪コース、人が入っていなくて、道は荒れているし、
大木は倒れているし、雪渓も崩れかけているしで、登るのは大変苦労をした。
笹にくらいつきながら、必死で登る。時間もかかり、体力も消耗をしていった。
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やっと雪渓の切れ目が見えた
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途中で尾瀬沼を振り返る
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立ち入り禁止のロープ
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俎ー(まないたぐら)が見える。
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長英新道の合流地点に出ると、縄がしてあって、立ち入り禁止になっている。
もしかして、歩いてはいけないところを登ってきたのかなと思った。
俎ー(まないたぐら)の頂上にやっと到着し、休んでいると、本当の山頂は、向こうの山であるといわれる。
ここまで来て、山頂を踏まないのは残念なので、柴安ーに向かって歩くことにする。
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俎ー頂上
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柴安ーから尾瀬ヶ原、至仏山
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燧ケ岳の最高点は、柴安ー(しばやすぐら)であり、その隣に、10m低い俎ー(まないたぐら)があったのである。
この二つのピークは、山頂を含む土塊が南へ滑り落ちたことによって生じたといわれる。
それで作られた馬蹄形凹地の名残がナデッ窪であるとされる。
柴安ーでは、天気が悪くて、展望はあまりよくなかった。少し休んで、12時には来た道を下り始める。
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柴安ー山頂
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長英新道も荒れていた。
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俎ーから、長蔵小屋2代目長英によって開かれた長英新道を歩く。昨夜雨が降ったばかりであるし、
ちょうど雪解け時にあたるためか、道には川のように水が流れていたり、下に行けば、ぬかるみだらけの道となり、
歩きづらくはなってきた。もともと、この周辺は湿原があったりで、沢や水場が多いのではないかと思った。
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尾瀬沼一周の道に出る
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大江湿原
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大江湿原
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湿原から燧ケ岳も見える
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大江湿原の中は水芭蕉が少なかったが、川の中や、湿原から人があまり入らない登山道に行くと、
水芭蕉が沢山咲いていた。この地帯はもともとは水芭蕉が多かったが、人が多く入り込むと、
少なくなったのではないかと思われたぐらいである。人があまり入らない登山道では、
道の途中に水芭蕉が咲いているのである。踏まないのに気をつけるようにした。
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川沿いの水芭蕉
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下りは、木道と林道をあまり通らない違う道と思い、大江湿原の中ほどから登り、小淵沢田代の湿原経由で、下ることにした。
しかし、これが結構、小淵沢田代まで山道で登りがあった。わざわざ回り込んだ感じである。体力もずいぶん消耗をしていたので、きつかった。
この道は本当に人があまり通らない道であるようで、誰も会わなかった。笹も多い道であったが、
これから夏に向けて、山のシーズンのためか、笹が刈ってあったので、まずまず歩ける道にはなっていてほっとした。
木道に戻らずに、みながあまり歩かない道を歩いて、迷子になったり、何かあったらどうしようと思いながら、
歩き始めた。やはり歩いていくと、道も十分整備されていないし、不安もあった。
小淵沢田代から長蔵小屋に戻る道もあるが、今回は整備工事のため、通行禁止になっていた。
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小淵沢田代
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小淵沢田代の沼
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小淵沢田代はこじんまりとはしているが、風景も広がっていて、山々も見渡せ、沼の水も透き通っていた。
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登山道に水芭蕉
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小淵沢田代入口まで下りる(林道出合)
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小淵沢田代入口まで下りて、林道となって、これで何とか帰れるようになるとほっとした。
林道と木道のある同じ道を避けたのだが、結局、林道に着くとほっとしたのである。
小淵沢田代入口からの林道歩きも結構長くて、疲れていたので、
時間もかかり、いつまでも着かないので、道を間違えたかと心配になってきた。
途中で引き返すことも考えたが、下っているので、どこかに着くだろうと歩いていたら、
ずいぶんの時間歩いて、やっと大清水の駐車場に到着した。
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林道で森林浴
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途中、滝もあった
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とにかく、今回は相当な時間と距離を歩いたような気がする。
帰りの、沼田インター近くの道の駅「望郷の湯」に立ち寄り、気持ちの良い汗を流した。
途中で出会った花
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れんげつつじ
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つつじ
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水芭蕉
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水芭蕉
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タテヤマリンドウ
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チングルマ
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チングルマの群落
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イワカガミ
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キヌガサソウ
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ハクサンチドリ
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ワタスゲ
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リュウキンカ
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オオバタチツボスミレ
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リュウキンカ
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ミツガシワ
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サンカヨウ
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ニッコウキスゲ
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ミツバオウレン
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オオバミゾホオズキ
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