府中 

2014年5月2日

府中にはよく映画を観に行く。この日も「新・午前十時の映画祭」で、「幸福の黄色いハンカチ」を見て、

大国魂神社から府中本町駅までの周辺をぶらぶら歩いてみた。

  源義家公とけやき並木

国の天然記念物「馬場大門けやき並木」は、九百四十有余年前、源頼義公・義家公父子が奥州平定の「前九年の役」の途次、大國魂神社に戦勝を祈願し、同役平定後の康平5年(1062年)勝利の報賽として、神社にけやきの苗木千本を寄進したことにはじまる。その後、徳川家康公により、補植されて現在の姿になったが、この場所にあった周囲9メートルに及んだ大けやきは、頼義公・義家公父子が奉植されたものと伝えられ、ご神木として氏子から敬愛されていた大けやきであった。その大けやきも、度々の暴風雨と、近くは昭和24年のキティ台風によって、幹や大枝が折れ、その後、残った幹の空洞内の出火で枯死してしまった。義家公は、清和源氏に発する河内源氏の嫡流として、7歳の時、岩清水八幡宮で元服、よって八幡太郎と号したが、前九年の役・後三年の役で卓抜した武勇をあらわした公の代に、源氏の武威の最盛期を迎えた。このような大国、武蔵の国の国府であった府中、大國魂神社、けやき並木と源義家公の史実を後世に伝えるため、当時の若さあふれる公の像をこの地に建立するものである。この「八幡太郎源義家公之像」が府中の歴史を伝え、永く市民各位の心に生き続けることを願いたい。制作は、高岡市在住、勅許御鋳物師藤原朝臣喜多家第30代当主の三男、喜多敏勝先生 題字は、財団法人日本書道美術院審査員、鹿島敬帆先生の揮毫による。
平成4年3月28日   創立30周年記念事業  東京府中ロータリークラブ
(説明板より) 
八幡太郎源義家の像 


  大國魂神社 

大國魂神社は
大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]を
武蔵の国の守り神としてお祀りした神社です。
この大神は、出雲の大国主神と御同神で、
大昔、武蔵の国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、
又、医療法やまじないの術も授けられた神様で、
俗に福神、又は縁結び、
厄除け・厄払いの神として著名な神様です。
(ホームページより)


   
大鳥居近くの御神木 (大ケヤキ)  府中ふるさと記念館 

桜通りから大国魂神社に入っていくと、新緑に囲まれて、清々しい気分になる。

府中ふるさと記念館にも立ち寄る。

   
 陽神門 神楽殿 


   
 拝殿  拝殿


   
中雀門   陽神門 

   
宝物殿  府中本町駅 (くらやみ祭りの提灯がかかる)

5月5日(祝日)を中心に、大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」が行われる。。

都指定無形民俗文化財「武蔵府中くらやみ祭」として指定されたこの祭りには、

みこしや大太鼓、山車の巡行などたくさんの見所があるとのこと。

   
ラウンドワン  餃子の王将 

昼は府中本町駅近くにある「餃子の王様」で食べる。この駅近くには「ラウンドワン」もある。

   
府中市役所  鈴木屋 祭り用品を売っている。 

府中駅の方に戻ると、途中で府中市役所があり、鈴木屋という祭り用品を売っている店もあった。

   
 高札場  酒座 中久本店 甲州街道府中宿

府中宿の中心部に設置された高札場は、旧甲州街道と旧鎌倉街道が交わう交差点にある。

法度、掟書、犯罪人の罪状などをしるし、交通の多い市場、辻などに掲げた板札を高札(こうさつ)といい、

庶民の間に徹底させるためこれら高札を掲げる場所を高札場といった。古代から明治時代初期にかけて

行われた法令(一般法、基本法)を板面に記して往来などに掲示して民衆に周知させる方法である。

酒座 中久本店は、万延元年(1860)創業した当時の酒蔵をそのまま利用した酒屋とのこと。

府中の地酒、國府鶴(こうづる)を造っている酒蔵でもあるのだが、現在は水質の問題から別の場所で造っているようである。

   
 馬の像 府中駅南口市街地再開発事業計画に向けての工事

府中駅南口市街地再開発事業計画は、京王線府中駅高架化に伴う計画である。

主に府中駅から大国魂神社付近にかけての木造低層商業地区の防災のための事業と

大型複合施設の建設が計画の中心であるといわれている。

映画を観に行くと、よく食べに行く店も取り壊されて、工事が始まっていた。遺跡はまた見つかるのかな。

   
府中駅南口市街地再開発事業計画に向けての工事  府中駅 

府中駅でもくらやみ祭りの提灯と日程の案内表示があった。待ち合わせをしている人もいた。