富士山 

2014年8月30日〜31日

  15:10 富士スバルライン五合目出発
16:20 六合目
17:20 七合目富士一館
11:20 富士一館出発
3:00 江戸屋
6:20〜7:30 山頂
8:30 吉田口、須走口分岐
11:50 富士スバルライン五合目
山頂からの眺め   

5年ぶり2度目の富士山に登る。今回は中高生2名と大人2名で、計4名で登る。

天気予報では雨になる可能性もあったのだが、とりあえず小屋までいって、難しければ下りることにした。

   
 五合目(2305m) 富士山バッジ 

河口湖インターから下りてすぐの富士北麓駐車場に車を止めて、シャトルバスで富士スバルライン5合目まで行く。

駐車場脇で、入山料1000円を払って、バッジをいただく。

   
ガスって展望が見えない5合目 3時過ぎに5合目から歩き出す。 

高山病にならないように、5合目でゆっくり過ごして、歩き始める。

   
五合目の郵便局   6合目から上を見上げる。

最初、平坦な道を歩いた後、緩やかな下りが泉ヶ滝まで続く。帰りは登りかとつぶやく声が聞こえる。

6合目まで比較的すんなり到着。ただ頂上と5合目を均等に5等分しているわけではないため、

この調子ではないということを話す。6合目から上を見渡すと、7合目から8合目の小屋が見渡せた。

   
  河口湖がみえる 

ジグザグの坂道を登っていくと、七合目(2700m)。最初の小屋は花小屋である。

   
   小屋に到着

宿泊する小屋「富士一館」に5時過ぎに到着。「富士一館」は、「元祖室」の姉妹小屋だったことに気付く。

前回富士山に登った時に宿泊した小屋が「元祖室」だったのである。
 
夕食はカレーライス。食事前に小屋の方からの説明があった。

山頂に行くのに12時に出ると御来光を見るために皆、それぞれの小屋からでてきて、合流となるので、

大渋滞になるといわれる。渋滞に巻き込まれないで、出るとしたら10時といわれる。

しかし、10時では、早すぎるので、寒い頂上で長く時間を費やすことになる。

それでは、どの時間が手頃かというと、午前2時ころであるといわれる。当然、山頂での御来光は無理であるが、

渋滞には巻き込まれないし、途中で御来光は見えるといわれる。

小屋は、寝るところで話をしてはいけない、飲食もダメと言われたので、小屋の歓談の

楽しさが薄れてしまう。本当に人を詰め込んで過ごさせるのが富士山の小屋かなと思った。

富士山の小屋で快適に過ごそうとすること自体、無理かな。寝るしかないので、寝ることにしたが、

なかなか寝付けない。狭い所に4人がギューギュー詰めで寝ることになったので、身動きもとりづらい。

10時過ぎ頃になると、他の人たちもどんどん動き出して、登り始めている。

我々もなかなか寝れないので、起きだして、準備を始める。しかし、外は雨が降り出している。

しばらく様子を見て、待つ。共同スペースで同じく待っていた3人組と少し話をする。その中の一人は今回で3回目で、

過去2回御来光を見ていないので、今回こそはと登ってきたという。我々は11時過ぎに雨が止んできたので、歩き出す。

小屋を出るときに、今回の富士登山用に買ったサポーターを膝につける。

   
  江戸屋 (8合目)

小屋から出ると、人の列で大渋滞。遅々として進まない。時間がかかる。しかも岩場続きで疲れる。

周りは外国人がおおくて、外国語が飛び交っていた。団体も多く、合流するところではさらに動きが遅くなる。

8合目までが長く、きつい。8合目の「江戸屋」は、吉田、河口湖、須走口が合流する小屋である。

   
渋滞   ライトの光が続く

なかには、小さい子も登っていて、ぐずっていた。深夜のこの時間では、駄々をこねるのも仕方がない。

登山道を外れて登って、抜かしている人もいて、注意を受けていた人もいた。

小屋の方の話で、酸素が薄くなるので、酸素をよく取り入れるために、深呼吸の話をしていた。

歩きながら、鼻から息を吸い込んで、口から吐くように時々した。

   
 ライトの列 夜明け前の雲海 

渋滞で遅くなると、バスツアーの参加者が時間切れで頂上にたどりつけなくなるため、

12時ころには登り始める人が多く、この時間帯では、渋滞になると小屋の方の話だった。

   
雲海   雲海

八合目過ぎ頃から中学生の子が頭が痛いと言ったりしているので、小屋ごとに休憩を取りながら登る。

こちらも睡眠不足でふらふらしながら登っていく。

しかし、雲海が下に見えて、気持ちは昂る。登ってみなければ見えない光景である。

   
雲海  渋滞 

   
 雲海  御来光を待つ人たち

ご来光の時間が近くなると、 山頂での拝観をあきらめた人たちが登山道の脇に腰を下ろして ご来光を待っている人が多い。

途中、離れてしまい、しばらく、後ろにいる二人を待つ。

   
 雲海 雲海 

山頂での御来光は無理であるので、我々も途中で見ることにして、御来光を待つことにした。

   
御来光をまつ人たち   雲海

御来光の出る時間は、はちょうど雲に隠れて見えなかった。それでも展望はあって、

徐々に明るくなるにつれて、雲海の変化がみられた。

   
雲海   富士山に登る人たちでいっぱい

   
外国の旗  9合目の鳥居 

   
 山頂  山頂

やっと山頂に到着。日本一の山に登頂できたのである。正月に富士山登頂を目標に掲げた人は目標を達成したことになる。

展望はかすみながらもよく見えて、太平洋が見渡せる。

高校生は眠くなり、少し横になり、のんびり山頂で過ごす。

   
久須志神社(3702m)   御鉢の向こうに剣ヶ峰

   
 下山道を下り始める  雲海や山中湖がみえる。

下山は登山道とは別の道を下る。下山道はブルドーザーが通れるように整備されている道である。

下りは足の負担が大きく、長いので、下るのにうんざりしている。まだ登りの方が良いと中学生はいう。

最後は、登りになるので、それは気にならなくなっているとのこと。

   
 下山道と雲海  江の島や相模湾がみえる。

相模湾や東京湾がみえて、富士山からそこまで見えるのだと感心をしていた。

7合目までトイレがないので、7合目まで下りるのに時間がかかり、皆同じで、使用するのに、列ができていた。
 
大小の一つずつしかないトイレなので、順番が進まなくて、並んで時間がかかる。

   
富士スバルライン5合目に誘導の標識  下山道 

分岐で、須走ルートに間違っていかないように、吉田ルールに誘導している。

下山してくると、段々ガスってくる。獅子岩からは横方向に歩く。六合目から五合目までは1.7q。

   
 ガスの中、馬に乗る 五合目 

五合目に到着、完全にガスっていて、展望はないのだが、観光客などで人があふれていた。

この日、天気が崩れ始めていて、展望がない。それでも5合目に、人が多くきて、富士山の人気の高さがうかがえられる。

シャトルバスで駐車場まで戻り、車で紅富士の湯に行き、汗を流す。

富士山は見る山であって、登る山ではないかなと思っていたので、なかなか重い腰が上がらなかったが、

こうして、登る機会が与えられたのはありがたい。富士山登頂率は6割といわれている中で、今回ほとんど登山経験がない

3人が達成した。深夜の大渋滞の中、簡単には登らせてもらえなくて、ハードだったと思うが、登頂したのである。

一歩一歩歩いていけば最終的には登頂できると登っていた。いずれにしても子どもたちも自分の足で歩かなければ登頂できない。

達成感とともに富士山を見ると、山頂に立ったんだと思えるといい。どこかで自信の一つにつながっていってほしいと思う。