東京ジャーミイ 

2022年1月16日


   
広報担当の下山茂さん   

代々木上原にある「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」に行った。東京ジャーミイは、
トルコ系のモスクである。モスクというのは、イスラム教徒にとっての礼拝場である。
白を基調とした外壁に、内部は華麗なステンドグラスやカリグラフィ、アラベスク模様の
装飾が施されている。トルコ共和国の在東京大使館に所属する公的なイスラム教施設。
毎週土・日曜には、14時30分からガイド付きの見学ツアーが開催されていて、聞くことができた。

 
ミナレット(モスクに付随する塔)
 
 

オスマン朝最盛期のモスクのデザインを踏襲。水とコンクリート以外の
建築資材はすべてトルコから運んできたという。

   
   

   
礼拝堂   天井

正面中央部の窪んだ部分は「ミフラーブ」(聖龕・せいがん)があり、
これは聖地であるメッカの方角を示している。
礼拝堂は、イスラム教徒が礼拝をするための場所。礼拝堂の屋根は大小の
ドームが支えあっていて、屋根を支える柱がなく、とても広い空間になっている。

   
  礼拝 

壁面や天井にはアラビア文字のカリグラフィが施され、ステンドグラスにはアラベスク文様があしらわれている。

   
   

女性はスカーフで髪の毛を覆う。

   
   

   
聖職者が立つミンバル(説教壇)へと続く大理石の階段   

模様と見間違うほど美しく書かれた、カリグラフィ、一見すると、
模様の一種かと思うが、これらはすべてアラビア語で書かれたものだ。
イスラム教の聖典(コーラン)の一説やイスラム教徒が行うべき義務などが書かれている

   
   

ドーム型の天井の壁面には、アッラーと預言者、4人のカリフの名前のカリグラフィが刻まれているとのこと

 
女性専用の礼拝場所
 
   2階の礼拝堂の入口

礼拝堂の中には階段があるが、そこは女性専用エリアになっているので、男性は入れない。

   
鳥が住めるように作られた、   

「鳥の宮殿」と呼ばれる、鳥が羽を休めるための巣が全部で4つある。
すべての命を慈しみなさいという教えを表しているのだそうである。

   
エルトゥールル号   

東京ジャーミイの隣の建物は、「トルコ文化センター」
1階にはトルコ食材や民芸品などが買えるハラールマーケットがあり、
2階ではカフェとさまざまな体験やワークショップが開かれるスペースがあり、
トルコの文化に触れることができる。
モスクはイスラム教の世界で、トルコ文化センターはトルコが中心なので、
同じトルコ系の土地ではあるが、生活様式や文化、服装などは分離しているとのこと。
トルコは国民の大半はイスラム教徒である。
1923年の建国以来、政教分離の方針に基づいて国家(政府)と
宗教の分離を原則としている。しかし、人々の心の中心には常に
イスラム教があり、社会秩序の維持に大きな役割を果たしている。
トルコでの食事は、イスラム教で禁止されている豚肉はほとんどの人が食べない。
しかし、イスラム教で禁止されているお酒は自由に飲むことができるといわれる。
トルコの街では、スカーフを被らない女性も多いが、「礼拝」や「モスク」では、
スカーフを着用するのが普通になっている。

   
  ケーキとトルココーヒー 

トルココーヒーを飲む。飲み終わった後に、コーヒーの跡で占いをしてくれた。

   
  ライトアップされたモスク 

   
美登利鮨   季節のお板さんおまかせにぎり

帰りは、渋谷の美登利鮨で寿司セットを食べる。