縄文の村 

2022年12月24日

   
 展示室入り口  

多摩センターで映画を見た後、東京都埋蔵文化財センターの展示ホールに行く。
多摩ニュータウン遺跡から出土した縄文土器などがたくさん展示されていた。
多摩ニュータウン地域の遺跡を中心に常設展示と企画展示がある。
企画展示は毎年3月にテーマを変えて展示内容を変更している。
常設展示は旧石器時代の石器(約32,000〜25,000年前)から展示をしている。
多摩ニュータウン地域では縄文時代早期(約10,000年〜6,000年前)から
縄文時代前期(約6,000年〜5,000年前)、縄文時代中期(約5,000年〜4,000年前)を
中心に多くの縄文人が定住していたため、多数の縄文土器や石器、土偶などを展示している。

   
No.72遺跡出土の土面 「丘陵人の肖像」 落とし穴 

展示室に入ると、「多摩ニュータウンのヴィーナス」「丘陵人の肖像」が出迎えてくれる。
イノシシなどを狩る目的の落とし穴の模型。

   
縄文時代の石器  縄文時代早期 

   
縄文時代前期  縄文時代中期前半

   
縄文時代の土偶  縄文時代中期後半

   
縄文時代後期   弥生時代

   
   

   
 縄文時代の粘土採掘抗  

   
保存されている土器  保存されている土器 

岡本太郎(1911?1996 日本の芸術家)は縄文文化にふれ「このように反美学的な、
無意味な、しかも見る者の心情を根底からすくいあげひっくりかえす、
とてつもない美学が、世界の美術史を通じて見られるでしょうか」話す。

   
  蛇体把手土器各種 

「今月の逸品」は蛇とされる装飾を持つ土器の展示をしていた。

   
展示ホール入り口   敷石住居(4500年前)

八王子市堀之内のNo.796遺跡で発見された住居を移築したもので、
約4,500年前の住居になるそう。床には大きく平たい石が
置いてあることから「敷石住居」と呼ばれている。

   
 竪穴住居(6500年前)  前期竪穴式住居の広い内部

1960年代からの多摩ニュータウン開発にともない、多摩丘陵から大量に発掘された遺跡群

   
火焚   縄文中期の竪穴住居(5000年前)

住居内で防虫と防腐をかねた「火焚き」が行われていた。
こうして屋根を燻すことで、自分たちの家が長持ちさせていた。
焚火で仲は煙たかったのであるが、係の人に聞くと、縄文人は
外にいる時間が長かったそうである。また、煙は上にいくので、
座っている分にはそれほどでもないといわれる。

   
 火焚 湧水 

湧水跡は現在はかれているが、ここにはかつて湧水が湧き、生活用水として使用されていたそうである。

   
   

帰りは、丘の湯に寄る。クリスマスイブなので、たくさんの人がよみうりランドに向かっていた。
みんな、イルミネーションが目当てである。

   
   

   
 ゴンドラ乗り場  角川映画撮影所