縄文展 

2018年8月28日


東京国立博物館(上野公園)で開催中の特別展「縄文――1万年の美の鼓動」を見に行ってきた。

   
 東京国立博物館入口  

縄文展概要
縄文時代が始まったとされる約1万3000年前。狩猟や漁撈(ぎょろう)、採集を行っていた縄文時代の
人びとが、日々の暮らしのなかで工夫を重ねて作り出したさまざまな道具は、力強さと神秘的な魅力に
あふれています。本展では「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島の多様な
地域で育まれた優品を一堂に集め、その形に込められた人びとの技や思いに迫ります。
縄文時代1万年にわたる壮大な「美のうねり」をご体感ください

   
   「顔面把手」

岡本太郎が、「こんな日本があったのか」と感動したという、縄文土器である。
「顔面把手」は、山梨県韮崎市穂坂町出土している土偶。

     
「深鉢形土器」(縄文時代(中期))(東京都あきる野市草花字草花前出土)  「深鉢形土器」(縄文時代(中期))(長野県伊那市宮ノ前出土)  「深鉢形土器」(縄文時代(中期))(東京都あきる野市雨間塚場出土) 

展覧会の最後に、撮影OKコーナーがあった。
縄文土器に対して「思わず叫びたくなる凄み」と評した岡本太郎が愛した品々だ。
岡本が縄文土器に出会ったのは東京国立博物館。そんな岡本が見た縄文土器と岡本が撮影した
写真を同時に展示。本展ではここだけが撮影可となっていて、岡本の視点に迫ることができる。

   
  撮影パネル 

展覧会会場の外にある1階の休憩室にも、撮影パネルもあった


藤田嗣治展 

2018年9月15日

上野の東京都美術館で藤田嗣治展が開かれていたので、見に行ってきた。

   
   


明治半ばの日本で生まれ、80年を超える人生の約半分をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を
取得して欧州の土となった画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)。2018年は、エコール・ド・パリの
寵児のひとりであり、太平洋戦争期の作戦記録画でも知られる藤田が世を去って50年目にあたります。
この節目に、日本はもとよりフランスを中心とした欧米の主要な美術館の協力を得て、画業の全貌を
展覧する大回顧展を開催します。
本展覧会は、「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」などのテーマを設けて、最新の研究成果等も盛り込みながら、
藤田芸術をとらえ直そうとする試みです。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」による裸婦の代表作、
初来日となる作品やこれまで紹介されることの少なかった作品も展示されるなど、見どころが満載の展覧会です。
(展覧会案内より)