常念岳 2857m

  2011年8月16日

05:20 三股駐車場

10:10〜11:00 常念岳山頂

15:00 三股駐車場

三股駐車場

常念岳に登った。2回目である。前回は常念岳、蝶ヶ岳と周回コースを歩き、展望がなかったので、

再度登ることにした。しかし、相性が悪いのか、前回ほどではなかったが、今回も槍穂などが雲に隠れていた。

常念岳まで7.1km
樹林帯を抜ける

距離は三股から山頂までは7キロ少しとなっており、丹沢の大倉尾根と同じぐらいの距離である。

しかし、きつさはまったく違う気がした。高度が高くて、酸素が薄いためなのか、または、

岩場が多いためか、登る距離も長く感じられたし、登る時間も結構かかった。

それでも、最初の登りは樹林帯のジグザグ道をくねくねしながら

調子よく歩いていったが、木の梯子を登ると、樹林帯を抜け、視界が開けてきて、

岩場を歩くようになるとゴツゴツした岩が連続してあり、段々きつくなってきた。前常念にやっと到着。

岩場を登っていく。
前常念岳、石に埋もれた避難小屋

展望も時折、開けてきたが、ガスがかかったまま、時には寒さも感じるようになってきた。

しかし、登っていくと、先には青空も見え出してきたので、展望を期待した。

常念乗越の表示
常念小屋と横通岳

山頂では、槍穂の方向は雲がかかっていたが、大天井や燕の裏銀座の方は霞みながらも展望は見えた。

槍ヶ岳にかかる雲が引きそうだったので、山頂にいる人たちは、槍ヶ岳が見えそうになると、

歓声の声が上がっていたが、結局、槍ヶ岳が完全に見えることはなかった。

最初、小屋に泊るつもりでいたが、このように、雲がなかなか取れなくて、

今回も展望は無理かなと思ってみていたら、まだ11時で、そのままピストンで下りられる時間なので、

体が下りの方に向かっていた。結局三俣から常念岳をピストンしたことになる。

さすが山頂は北アルプスの風が吹いており、気持ちよかった。展望もあまりなくても、

良く聞く名前の高い山の連なりが見えてしばらく眺めていた。

常念岳山頂
槍穂の稜線にも雲がかかる。

蝶ヶ岳方向
槍ヶ岳があと少しで姿が見えそう

大天井方向
常念小屋への分岐への表示のある場所

下りで、登ってくる人たちがたくさんいたが、その中の二人の若い男性が、小屋で泊らないで、

日帰りで帰りますといわれた。自分達もわかっているようで、「ぎりぎりですよね」という。

昼過ぎていて、山頂までまだ、1時間以上はかかるし、それから登って下るとなると、

結構かかりそうで、確かにぎりぎりである。

常念岳をふりかえる
下りも岩場を歩く

登りと同じ道を下ってきたが、ゴツゴツした岩場が多くて、滑らないように慎重になって、

力の入れようが偏っているためか、段々足が痛くなり、早く樹林に入らないかなと思い出す。

しかし、樹林のなかに入ってもなかなか下に到着しなくて、長く感じる。

下りも岩場が長く感じる
登る前に登山届けを提出した場所

帰りはホリデー湯に寄り、帰路につく。中央高速道路の小仏トンネル付近で、30キロの渋滞にはまる。

今回の山行の前日は愛知の実家から車で帰ってきて、運転疲れをひきずったまま、車で行き、

最後のしめが渋滞である。車に乗っている時間が長かった。