2007年6月3日
武尊山(ほたかやま)は、群馬県北東部にあり、尾瀬の南側、日光白根山の西側、
谷川岳の東側に位置していて、独立火山である。
武尊牧場スキー場からセビオス岳を経て武尊山ピークへ登るコースを歩いた。
武尊山は沖武尊(2158m)を主峰とし、家ノ串2103m、前武尊2039m、中ノ岳2144m、
剣ケ峰山2020mを中心に獅子ケ鼻山、鹿俣山、高手山、牛首山などの峰々がまわりをとり囲んでいる。
山麓から山腹はブナを中心とした樹林帯、山頂付近はクマザサが密生する植生になっている。
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06:50 武尊牧場スキー場駐車場
07:40 武尊牧場 08:00 水芭蕉群生地 08:45 武尊避難小屋 09:45 セビオス岳 10:50〜11:30 山頂 13:05 田代湿原への分岐 14:05 武尊牧場 14:45 駐車場 |
山頂から至仏山(右)と平ヶ岳(左)
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武尊牧場コースにはスキー場からリフトを利用して登るコースと、スキー場へ向かう林道の手前から
右の東俣沢沿いを遡り、その先の東俣駐車場から登るコースの二つがある。
当初、東俣駐車場から登る予定が、東俣駐車場につながる林道が落石のため通行止めになっていたので、
武尊牧場のスキー場から登ることにした。まだ、リフトは動いていないので、リフトの下の急登を登っていった。
この急登が結構きつかった。
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駐車場から武尊牧場入口
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武尊牧場スキー場
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武尊牧場スキー場のリフト
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武尊山
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武尊牧場
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ブナの森林の中を歩き始める
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水芭蕉
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映画「眠る森」のロケ地となったこの辺は、さすがにブナ林は素晴らしい。緑が鮮やかである。
武尊山のブナ林は日本海型のブナ林であるといわれる。大平洋型のように下側に枝はついておらず、
葉も大型で若葉に毛がたくさんついている。樹形が異なるのは積雪によるもので、
枝が雪の重みで折れてしまったり雪代により水分量が多いこと、
さらに雪に対抗するため等の理由により上に一直線に伸びているとのこと。
これは北に行く程その傾向が強まり、群馬より新潟や福島のブナの方が、
よりまっすぐ大きく成長しているらしい。
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眠る男 ロケ地
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武尊避難小屋
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至仏山
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避難小屋を超えると、武尊田代と武尊山への分岐点に出る。
道はしだいに急になり、雪が出てきて、ぬかるみの道となり、歩きにくく、途中でスパッツをつける。
それでも木の間がくれに遠のく山並みも望むことができた。
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燧ケ岳
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中岳を望む
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セビオス岳(1876m)はピークがはっきりしないなだらかな頂上であったが、展望が良い。
燧ケ岳や至仏山が良く見え、日光白根山も見えた。
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燧ケ岳と至仏山が望めた
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日光白根山が肉眼では見えた
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ブナの原生林の中を進んで、セビオス岳からややゆるやかな登りをすぎると鎖場が現れて、
その後に武尊山と前武尊山の分岐の中ノ岳に出る。
中ノ岳が山頂かなと思ったりしたが、そこからまだ、30分ぐらい歩かなければならないことが
わかり、ちょっと体が疲れてきたので、しんどくなってきた。ちょうど中ノ岳の左斜面を回り込むところで、
山頂から降りてきた方がいて、こちらの登山道の様子を見に来たといわれ、
再度山頂に戻って、武尊神社に戻るらしく、一緒に山頂まで歩いていった。
笹とハイマツの多い道はいったん下るように続いてから、登りになった。
笹清水、三ッ池わきを通りさらに進むと武尊山山頂に着いた。
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途中の鎖場
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空を見ると、虹のような輪ができていた。
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山頂近くに「菩薩界の水」という水場があり、水を汲んだ。
こういうところに水場があると、助かる。
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山頂に近づくにつれ、だんだん雲が多くなり、やっと山頂に到着、
山頂では、西から北西にかけての展望が開け、谷川連峰や巻機山等が見えた。
他の方角はガスっていて、展望はあまりなかった。
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上越の山々
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雲が動いていた
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武尊山頂
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下りも雪があった
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下りもぬかるみが多かったし、雪解け水がゴーゴー流れている中を歩いたので、歩きづらかった。
ズボンも汚れていたので、スパッツははずしたままで歩いていった。
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下りは、田代湿原への周回コースも考えたが、東俣駐車場から登らなかったのと、
下りも森林浴をしたいと思い、同じコースを下ることにした。
牧場近くになると、白樺林の中を歩く。
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ブナの林
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白樺林
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ブナ林も良かったが、牧場近くの白樺林も神秘的な印象を受けた。
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武尊牧場
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帰りは、花咲の湯に浸かって、疲れを癒して、帰宅した。
尾瀬ほどではなくても、やはり、ここも遠かった。車で走行距離が往復で400キロを越えた。
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レンゲツツジ
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花咲の湯
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