唐松岳 2696m

2012年9月21日


職場の山仲間と一緒に唐松岳に登る。私自身、膝に自信がないのと、今回は北アルプス初めての人もいて、

入門的な山としてもふさわしかった。ロープウエイとリフトを乗り継いで、八方池山荘(標高約1800m)まで行き、

そこから第2ケルン・第3ケルン、八方池経由で登っていき、、唐松岳頂上小屋で泊る。2日目は山頂まで登り、

天気はあまり良くなかったが、願いが通じたのか、剣岳や五竜岳にかかっていた雲がひいて、眺めることができた。

   
駐車場からロープウェイの眺め  ゴンドラリフト山麓駅(時計は11時55分)

八方尾根ゴンドラリフト、アルペンリフト、グラートクワッドリフトの総延長は3,445m。乗り継ぐ。

標高差1,060mを一気に登り、わずか40分ほどで標高1,830mの第1ケルン・八方池山荘へアプローチできる。

八方尾根は、白馬連峰の唐松岳から四方八方に尾根が伸びていることから、名付けられたとのこと。
   
山麓駅前の足湯  八方池山荘 

八方池山荘から歩き出す。
   
 木道コースを歩く 第二ケルン(標高2005m) 

八方池山荘から標高2,060mの八方池までの約2.5kmは、木道・階段等で整備された道を歩く。

   
八方ケルン (標高2035m) 八方池(標高2060m) 

八方池からは、残念ながら白馬三山の眺めはみえず。
   
 第三ケルン 八方池 



   
 扇沢雪渓 ライチョウに会う 


ガスっている登山道を歩いていくと、こういう時はライチョウが出るかもしれないと話をしていると、本当に

ライチョウが現れた。いったん隠れたが、また姿を見せて、その後は、かわいらしく走って行った。

   
頂上小屋  山荘の夕食 

頂上小屋には4時ころについて、宿泊の手続きをした。今回同行したのは男性2名、女性3名だったので、

部屋を分かれた方が良いかなということで、新しくできた本館で、南館の9000円より800円高い9800円の

部屋に泊まった。この時期の平日なのですいていた。食事も良かった。

食事前にビールを飲みだして、食事の時もビールを飲み、食後も食堂で話をしていて、

そのまま日本酒を飲み始めた。女性はほとんど飲まないので、男二人で飲んでいた。

   
本館の玄関を入ったところ   山荘からの眺め

酒の勢いで寝てしまったが、11時ころには目を覚まして、それからはなかなか寝付けなかった。

   
 唐松岳 唐松岳山頂から雲にかかる剣岳を望む 

次の日の朝もガスっていて、雨も降りだしたので、山頂まで行く必要がないかなと言っていたが、

その後、だんだん雨もやんできて、少しずつ雲が取れてくる感じ。とりあえず山頂を踏むことにした。

登り始めて、頂上に着くと、みんなの願いが効いたのか、雲が取れてきて、五竜岳や釼岳が見え、

白馬三山の方も険しい山並みがそそり立つように見えてきた。裏銀座の方の山も見えた。

   
 剣、立山方向  毛勝三山


   
ちょうど剣岳に雲がかかる  剣岳 

主だった山々の雲がだんだん取れてきたので、風が冷たかったが、しばらく山頂で景色を眺めながら過ごした。

   
 唐松頂上小屋 不帰キレットと白馬岳方面


   
五竜岳  唐松頂上小屋に戻る 


   
 雪渓もみえた 雲がかかる白馬方向 


   
ガスってきた中を下る  ライチョウ 

下りもライチョウに遭遇。八方池の方に下りてくると、雲がかかって、期待していた白馬方向の山並みは見えず。

   
霧にむせぶ八方池  アサギマダラ 

第二ケルンから八方池山荘までの下りは登ってきた木道コースではなくて、岩の多い登山道コースを歩く。

膝の痛みは少しあったが、歩きとおせて、良かった。

   
マツムシソウ  ゴンドラ


 
 ゴンドラ乗り場で降りる

帰りは、麓の店でそばのセットを頼んで食べて、お焼きもついて、おいしかった。

薬師の湯で汗を流し、帰路に着く。