爺ヶ岳(2670m)、鹿島槍(2889m)

2004年9月16日(木)〜17日(金) 

職場の山仲間と一緒に爺が岳、鹿島槍に登りました。

爺ヶ岳は、鹿島槍ヶ岳の南方に位置し、3つのピークからなる

丸みを帯びた峰で、鹿島槍ヶ岳の尾根の延長線上の瘤のように見えます。

名前も地味なイメージがあるが、早春には種まき爺の雪型が現れ、

地元では農作業を始める目安を教えてくれる山として親しまれているそうです。

一方、鹿島槍は、標高こそ3000mには届かないが、後立山連峰の盟主ともいえます。

五竜岳と爺ヶ岳の間に位置し、双耳峰となっており、重厚な山容をみせてくれました。

車で扇沢まで行き、そこから歩き始め、冷池小屋で泊まり、

次の日は鹿島槍に登り、同じ道を下りました。


爺ヶ岳南峰に向けて歩く
鹿島槍ヶ岳

行程
  8:05 扇沢駐車場
 11:00  種池山荘
 11:55  爺ヶ岳南峰
 12:35  爺ヶ岳中峰
 13:40  冷池山荘

  5:40   山荘発
  6:30   布引山
  7:10   鹿島槍南峯
  7:45   鹿島槍北峯
  8:20   鹿島槍南峯        9:30〜9:50 冷池山荘
 11:30〜12:00 種池山荘
 14:00  登山口

爺ヶ岳と鹿島槍

扇沢脇の爺ヶ岳への登山道の駐車スペースに車を止めて、

柏原新道の登山道を歩き始めたました。

登山口の標高は1350mという表示がありました。

扇沢脇の駐車場
爺ヶ岳登山口

尾根上からみると、蓮華岳〜針ノ木岳〜スバリ岳の稜線が見渡せました。

扇沢のバスターミナルも見える。
針の木岳

針の木だけの雪渓は有名でなかなか溶けないといわれていますが、

今年の夏は暑かったためかすっかり溶けていました。

ケルン
南アルプスがうっすらと見える。

柏原新道はその名のとおり、冷池山荘や種池山荘の経営者が爺ヶ岳の南尾根に開いた道であります。

種池山荘
ハクサンフウロ

南アルプス
八ヶ岳がうっすらと

剱岳
鹿島槍

剱岳は岩の殿堂であり、大きく聳え立ってみえました。

種池山荘と立山連峰
剱岳に雲がかかりはじめる。

穂高連峰
爺ヶ岳南峰頂上と鹿島槍

爺ヶ岳からの鹿島槍の展望は、素晴らしく、まるで鹿島槍ヶ岳を眺むために

創られた山と感じもしてしまうぐらいです。明日は、鹿島槍ヶ岳に登るんだという

感慨にふけりながら頂上からの眺めを堪能をしました。

浅間山の噴煙

爺ヶ岳から浅間山の噴火の煙が見えました。

噴煙が雲のように長く尾を引いてました。

東京まで、煤が飛んでくるぐらいですから、

噴火の威力はやはりすごいですね。

近くに住んでいる方は、不安でしょうがないのにと思いながら、

自然の驚異を感じながら見ていました。

青木湖が見える。
爺ヶ岳中央峰

爺ヶ岳を振り返る
鹿島槍

冷池山荘
赤岩尾根分岐点

冷池山荘に午後1時40分に着きました。昼食を食べていなかったので、

ラーメンを注文して食べました。時間が早くて、夜まで時間たっぷりだったで、

喫茶室で、山の本をみたり、外に出て、雲のかかってきた鹿島槍を眺めたりしてすごしました。

山荘に泊まる人も結構いまして、白馬や唐松岳から五竜、鹿島槍、爺が岳を

縦走する方がずいぶんいました。60歳以上のグループの

人が、その縦走から針ノ木岳を経て、扇沢に下る方たちが

いて、皆さん元気でびっくりしました。私たちのように往復ピストンで

ひーこら言っているのは少なかったです。

次の日は、鹿島槍を楽しみにしていましたが、あいにくの雨でした。

5時40分に鹿島槍を目指して登りはじめました。

結構雨が降っていて、合羽を着ていたのですが、中の洋服もずいぶんとぬれてしまいました。

景色も当然、ガスの中で、まったく見えず残念。鹿島槍に

登ったという証拠だけ残すために、写真を撮りました。

晴れていれば、素晴らしい景色が待っていたはずですが、また来いということですかね。

遭難碑
布引山山頂

ハクサンイチゲ
鹿島槍を目指して歩く

雨の中で頂上につく
鹿島槍南峰頂上

吊尾根
雷鳥

下りの赤岩分岐点
爺ヶ岳北峰

帰りは、種池山荘でラーメンを食べました。冷池小屋のラーメンと味も内容も器も箸も

同じでした。さすが経営者が同じのため、ラーメンも同じだったのです。

もやの中での紅葉
種池山荘がもやの中で

帰りは、薬師の湯というところに寄って、

ゆっくり温泉につかりました。

薬師の湯