朝霧高原から毛無山 1946m 

2010年12月17日

08:30 麓駐車場
10:50 富士山展望台
11:20〜12:30 山頂
13:20 地蔵峠
14:45 麓駐車場
山頂より

朝霧高原近くの麓から毛無山に登った。富士山の西方、本栖湖南岸から竜ヶ岳、

雨ヶ岳と続く天子山塊の最高峰。朝霧高原からそびえるこの山の麓からの標高差は1100mある。

山頂は静岡県の富士宮市と山梨県の下部町の境界にある。

登りは直登の尾根コースを歩き、下りは沢コースの地蔵峠コースを歩いた。

道の駅朝霧高原から毛無山を望む
麓の有料駐車場

談合坂のサービスエリアで、朝から牛タンラーメンを食べて、体のエネルギーを蓄える。

道の駅の「朝霧高原」に立ち寄って、富士山やこれから登る毛無山が見える。

麓の有料駐車場に車を停める。ポストに備え付けの封筒に、500円を入れて、

車のナンバーを記入してポストに投入。

寺院
麓金山金鉱石破砕機

登山口から歩いていくと右側に麓宮(神社)が見えてきて、さらに行くと麓金山精錬場跡があり、

古ぼけた金鉱石破砕機が野ざらしに置かれていた。

毛無山一合目の看板
不動ノ滝

一合目ごとに看板が出ている。一合目、二合目の標識を経て、「不動ノ滝見晴台」に出る。

滝は立派ではあったが、水量は少なかった。

四合目を過ぎるとレスキューポイントに到着。途中、木々の間から富士山が覗ける。

五合目
富士山展望台より

五合目では、「マツダランプ」の名前入り古看板が掛けられていた。

七合目を過ぎると富士山展望台に出て、富士山が良く見えた

富士山を拡大(頂上左側が白山岳、右側が剣が峰)
やっと九合目

静岡と山梨の県境をなす稜線に出た。ここでは積雪があり、霧氷も見えるようになってきた。

南アルプス展望台
南アルプスの眺め

途中の「北アルプス展望台」と標識があるところを登ったら、実際は南アルプスの眺めが良く見えた。

南アルプスの展望

八ヶ岳
霧氷

山頂
山頂の霧氷

やっと山頂に到着。一等三角点が設置されている。山頂からは、朝霧高原を隔てて、富士山を正面に望める。

天気は快晴で、気温は低かったが、風もなかったので、過ごしやすかった。

ゆっくり富士山を眺めていた。霧氷が綺麗であった。山頂で、休憩をしていたら、男性の方が一人登ってきた。

最近頻繁にこの山に登っているそうである。2日前にも登ったとのこと。10月から18回も登っているといわれる。

この山は滝があったり、変化がある山で好きだそうだ。富士宮市に住んでいて、朝天気が良いと

登ったりするとのこと。さらに先に行くと毛無山より若干標高が高い大見岳があるが、この方の話では展望はないとのこと。

ここで引き返すことにした。今回はこの方にあっただけで、他には誰も会わなかった。

さすがに平日では登る人も少ないのかなと思った。

パラグライダー
パラグライダーと富士山

山頂ではパラグライダーを乗った人たちが飛んでいて、気持ちがよさそうである。

霧氷と富士山
地蔵峠と標識のあった展望地より

下りは地蔵峠を周って、麓に下りた。尾根道の途中に富士山の展望の良い場所があり、

「地蔵峠」の看板が立っていたが、さらに10分位下った所にも「地蔵峠」の看板が立ってた。

どちらが地蔵峠なのか紛らわしい。

地蔵峠

地蔵峠から麓に向かって下っていくと、沢に出た。そのまま沢を下りるのかなと思ったら、沢を渡ったところに登りがある。

どちらに行くか迷ったが、印は登る方にある。どうせ合流するのではないかと思ったが、

ここは確実なところで、登ってみることにした。これは正解だったようで、後でインターネットで調べると、

沢は下れなく、この地点は迷いやすいところであったようだ。

しばらく登った後、下りになる。その後は、沢を渡ったり渡り返したりしながら沢沿いの道を進む。

比丘尼(びくに)の滝

沢沿いの道を歩きながら、途中、滝があったりして、なかなか変化のある道である。

ただ、沢を渡らなければならない場所もあって、増水時には渡るのが大変である。

沢を渡る。
[山頂/地蔵峠・下部温泉/麓・朝霧高原]の

分岐点。

麓に下りてきても、駐車場は、私の車一台だけであった。

朝霧高原からの富士山の眺めも素晴らしかった。

毛無山を振り返る
朝霧高原から富士山

前回登った竜ヶ岳でダイヤモンド富士を見ているためか、写真を撮ることもあって、

今回は太陽の位置も意識していた。太陽が山頂近くから登って、段々右側(西側)に離れていくので、

帰りは「ゆらり」に寄って、露天風呂で、右側が夕やけに染まった富士山が見えたことにも意識としてつながった。

富士周辺の山を段々、西側に足を延ばして、登ってきて、富士山を間近に見て、堪能してきている。

同じ山でも、その時々で違った風景も見ることが出来るが、いくつか登ってくると、

それぞれの山にそれぞれの山のよさや特徴があることも感じる。