権現岳から赤岳 2715m / 2899m  

2008年7月22

04:30 天女山駐車場
06:20 前三ツ頭
07:00 三ツ頭
07:50 権現岳
09:30 キレット小屋
11:10〜11:40 赤岳山頂
12:10 真教寺尾根分岐
13:30 扇山
14:40 賽の河原
15:20 羽衣池
16:50 天女山駐車場
赤岳への稜線

夏山シーズンになり、高い山で、少しハードなところと思って、念願の八ヶ岳のキレットを歩く。

天女山〜権現〜赤岳〜真教寺尾根〜天女山と歩いた。深夜3時半頃に天女山駐車場に着き、

雨模様の天気。様子を見て登るかを決めようと、車の中で一眠り。仮眠を少しとって、

4時半頃、まだ降っているが、とにかく途中で敗退をしてもいいから歩き始めようと、歩き出す。

天の河原では相変わらずガスっている。途中のニッコウキスゲとかの花が気持ちを和ませてくれる。

ガスの中の天の河原
ニッコウキスゲ

前三ツ頭の手前辺りから青い空が姿を現しはじめ、雲の上の南アルプスが見える。下は雲でガスっていたが、

上は晴れていたのである。富士山や南アルプスを見ながら権現までの稜線を歩く。

タカネグンナイフウロ
南アルプス

キバナノコマノツメ

権現山頂で8時近くになり、時間的には赤岳もいけるかもしれないとつい欲を出し、キレットを越えることにした。

赤岳
富士山が雲の上

編笠山
権現岳

チシマギキョウ
権現岳

秩父方面 五畳岩の金峰山もみえた
ギボシ 団体さんが歩いている

権現岳と山頂
権現岳から南アルプス

権現岳と富士山
権現岳

最初の方にある鉄梯子が長く、こんなところがたくさんあるのかと不安にもなる。

長い鉄梯子
雲がもくもく

ツルネではたくさんのコマクサが咲いており、赤岳に登る途中もところどころにコマクサがこんなところで

風に吹かれながらも、そよそよと咲いていて癒される。

コマクサ(ツルネにて)
赤岳への道

キレット小屋は改修中で営業をしていなかった。小屋脇には白いコマクサも咲いていた。

小屋が営業していないためか、キレット越えをする人は少なく、一人出会っただけである。赤岳への急登はきつい。

最近体が鈍ってきているのと体重が増えてきているため、なおさらである。

キレット小屋と大天狗
改修中のキレット小屋

コマクサの群生と大天狗
コマクサ(白花)

急登を登る

鎖のトラバース
急登の途中にもコマクサ

赤岳山頂、右に小屋もみえる
ミヤマシオガマ

赤岳では、強い日差しの中、富士山だけが雲に隠れずに見える。日焼けで腕がひりひりしてきたし、

真教寺尾根を下りるのに時間がかかりそうだと思い、短時間休憩して、下り始めることにした。

真教寺尾根の分岐を小屋の人に聞いてみたら、登りの途中にあって気づかないはずがないとまで言われた。

登りでは巻き道を歩いたか、ただ赤岳頂上につくことばかり考えていたので、真教寺尾根分岐の道標を見逃していたのである。

赤岳山頂
ガスっている真教寺尾根

真教寺尾根は清里にもつながっているのに気づき、一度登ってみたいとも思っていた尾根である。

最初、鎖やはしごが続いていて、疲れた体にはなかなかの曲者である。そして、その後の尾根歩きも長い。

真教寺尾根分岐
急な鎖が続く

真教寺尾根は、鎖場を過ぎると樹林の中を歩くのだが、虫も多かった。

振り返れば赤岳
牛首山

真教寺尾根で会った女性の方は、この日は、この尾根をピストンしており、昨年も歩いて、肋骨を折って、

治癒して、再挑戦したとのことである。いただいたゼリーが美味しかった。この方は美し森ファームに車が置いてあって、

そこまで一緒に歩けば、車で天女山まで送りますと言われた。八ヶ岳横断自然歩道を歩き出して、

とても長かったので、車の誘惑に甘えておけばとよかったと思ったぐらいである。まぁ、自然歩道も森林浴ができて、

牧場や高原などの風景を見ながらの歩きもあって、それはそれなりに楽しめた。

天女山への道標に沿って歩いているのだが、くねくねしていて、疲れているせいか、相当大回りもしているような気もした。

いずれにしても久しぶりの長いコースを最後まで歩きとおせて満足した。

横断道から天女山
牧場風景