北岳の雪渓 3193m

2013年7月19日〜20日

   19日
06:30 広河原
09:00〜09::30  二俣
12:30 八本歯のコル 
13:20 トラバース道分岐点
14:00 昴尾根分岐点
14:50 北岳山頂
16:00 肩の小屋

20日
06:30 肩の小屋
07:10 小池分岐
08:30 二俣
10:30 広河原
雪渓と北岳   

8年ぶりの北岳である。この間に膝を痛めているので、最近は、高い山はあまり登れていなくて、自信がなかったが、

仲間から誘われて、登ることが出来た。前回ほどの速さでは登れなかったし、足も本調子ではなく、痛かったが、

無事に登り、下りることが出来た。今回は、3人で行き、芦安で車を止め、乗り合いタクシーで広河原まで行く。

前回歩いたコースと逆回りで、二俣から左俣コースで、雪渓歩きもできた。

肩の小屋で泊まり、二日目は、右俣コースを下り、広河原に戻る。

八王子に11時半に待ち合わせをして、2時ころに芦安に着く。空を見上げると満点の星空。

寝酒を一緒に飲んで、車の中で、3時間ぐらい仮眠をとる。

   
 広河原 雪渓が見えだす。 

5時半にならないと夜叉人峠のゲートが開かないということで、芦安の乗り合いタクシーもその時間に合わせて動くので、、

5時10分発を待って乗る。タクシー代一人千円で、入山料が100円徴収された。

広河原に6時ころに着いて、朝食を食べたり、身支度をして、6時半ころに歩き出す。

   
 振り返ると鳳凰の観音岳  雪渓と北岳

最初は疲れもなく、登りなので、調子よく歩き始める。しかし、だんだん疲れが見え始める。

   
二俣  ミヤマハナシノブ 

大樺沢二俣について、休憩をする。ここは登山道が三つに分岐するポイントである。

このまま大樺沢の雪渓を歩いて、八本歯のコルを目指す左俣コースをとる。

雪渓歩きでは、念のため、アイゼンをつける。

   
振り返って鳳凰三山   崖崩れの岩がごろごろ転がっていた。

雪渓歩きは、気持ちが良いが、疲れもたまりやすく、膝も負担が大きい気がする。

振り返るとだんだん高度があがってくるのがわかり、鳳凰三山もよく見えてくる。

   
 雪渓歩き 登ってきた雪渓を振り返る。 


   
 雪渓 雪渓 を振り返る


   
鳳凰三山   雪渓を抜けて一休み

大樺沢 (おおかんばざわ)の雪渓を抜け、バットレスと呼ばれる山頂から続く高さ約600メートルの岩壁を横から眺める。

連続する木製の丸太梯を直上すると八本歯のコルに着く。

   
バットレス  バットレスに人の姿がみえる。 


   
 木製の梯子が続く  

   
 八本歯のコル  岩稜の登り

八本歯のコルから山頂まではお花畑に囲まれた岩陵の登りで、展望とともに花が楽しませてくれる。

   
 ハクサンイチゲ シナノキンバイ 


   
 はしご 岩稜歩き 


   
北岳方向  トラバース道分岐 


v

   
 カエルの形をした岩 イワベンケイ


   
ミヤマオダマキ  ウスユキソウ 


   
 昴尾根分岐 ガスがわいている。 

高度を上げてきて、さすがにばて気味になって、歩く速度が遅くなってきた。

それでも、間ノ岳が見えてきて、雄大な稜線が見えて、気持ちはよくなる。

   
 間ノ岳と北岳山荘 岩稜を登る 


   
イワカガミ   

途中、花がたくさん咲いていて、時々写真を撮りながら楽しむ。

   
展望が開けたり、ガスったりしてきた。   山頂までもう少し


   
  お花畑 


   
北岳山頂   北岳山頂

やっと、山頂に到着。山頂は、ガスに包まれていて、景色は見えなかったが、しばし休憩。

富士山が時折姿を見せる。

   
 歩いてきた雪渓を眺める  雲の谷間に富士山


   
ガスの中から甲斐駒と肩の小屋がみえる。  キバナシャクナゲ 


   
甲斐駒  肩の小屋に夕日がかかる

午後4時ころに小屋に到着。早速生ビールを買って、乾杯。ビールが美味しい。
 
それから宿泊の手続きをして、食事が5時ころだったので、再度部屋で飲んで、

食事の時もビールを飲む。その後は、夕日が見えそうだったので、外で写真を撮って、
 
7時ころには部屋に入って、持って行った日本酒を飲んで、疲れで眠くなり、7時半ころには入眠。

10時過ぎに目が覚め、トイレに行ったりしながら、再度うたた寝をしながら、朝は4時ころに電気がつく。

   
夕焼けに染まる仙丈の写真を撮っている。  仙丈のわきに夕焼け 




2日目

   
 朝、4時半の富士山  鳳凰三山

朝は4時ころに目が覚めて、4時半ころに外に出て、日の出までの写真を撮ッ足りして過ごす。

仙丈、甲斐駒、鳳凰三山などの南アルプスを初めてとして、富士山、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、

奥秩父の山々が望めて、恵那山まで見えた。5時半ころに食事をして、身支度をし、6時半に歩き出す。

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 北アルプス 八ヶ岳 


   
 富士山 鳳凰の向こうに 秩父の山々


   
肩の小屋の朝   恵那山

御嶽山と思っていた山が、近くにいた人が、小屋の人に聞いて、恵那山であることが分かった。

ここから恵那山が良く見えることがわかって、びっくり。


   
中央アルプスのの奥に御嶽山   クロユリ

小屋とテント場の間に花が咲いている場所があって、そこに2輪だけキタダケソウが咲いていた。

   
 キタダケソウ 甲斐駒を望みながら下る。 


   
 仙丈岳  気持ちの良い稜線歩き

下りの稜線歩きは、南アルプスの山々が近くに見え、気持ちが良い歩きができる。

   
仙丈岳  甲斐駒 


   
 北岳 北岳 


   
 仙丈と甲斐駒  下ってきた道を振り返る。


   
 ウスユキソウ  花を観ながら下っていく。


展望がなくなってくると、今度はお花畑が待っていた。

   
北岳と お花 お花畑 


   
シナノキンバイ  ハクサンイチゲ 


   
 白根御池小屋への分岐  登った雪渓が見えてくる。


   
大樺沢の雪渓がみえる。   ウサギギク


右俣コースを下っていくと、前日登った雪渓が見えてきて、あそこを登ったんだと感慨にふけることが出来た。

   
雪渓から北岳への稜線   大樺沢雪渓


   
ハクサンフウロ  二俣 


下りは膝が痛くなりつつ、前の人についていけなくて、遅れをとりながら下りていく。

   
雪渓を下ってみる。   北岳を振り返りながら下る。


   
吊り橋  広河原から再度北岳を振り返る 

広河原に10時30分頃に着く。バスが出た後だったので、ビールを飲んだり、コーヒーを飲んだりして、待つ。

11時50分発の乗り合いタクシーに乗って、芦安まで行く。そこから金山沢温泉で汗を流し、帰路に着く。