越谷 

2015年8月30日


   
 越谷レイクタウン駅 レイクタウン 

世界報道写真展が越谷にあるイオンレイクタウンkaze(3Fイオンホール)で開かれていたので、観に行ってきた。

   
世界報道写真展   会場内

1956年から毎年開催されている『世界報道写真展』は、前年に撮影されたドキュメンタリー写真や報道写真を対象にした
『世界報道写真コンテスト』の入賞作品を展示。昨年は世界の45か国約100会場で開催され、約200万人が来場したという世界最大規模の写真展。
今年の『世界報道写真コンテスト』は、8部門に131の国と地域、5692人の写真家から9万7912点の応募があり、41人が入賞。
『世界報道写真大賞』はロシアで同性愛の男性2人の姿を撮影したデンマークのマッズ・ニッセンが受賞している。
また、ウクライナの混乱を写した作品や、FIFAワールドカップでのリオネル・メッシを捉えた鮑泰良の作品、
ケニア北部の自然保護区に生きる野生のサイとサンブル族の若者を撮影したアミ・ヴィタールの作品などが展示。また、
今回から新設された「長期取材」部門の作品も紹介する。

   
マッシモ・セスティーニ(イタリア) 2014年6月7日、リビア沖  中国の写真

地中海においてアフリカ人をのせたボート難民を捉えた写真は一般ニュースの部で2位を受賞。

マッシモ・セスティーニは、リビア沖でイタリアの巡洋艦に救助された難民を写し出した。

   
ビュレント・クルチ 2014年3月12日、トルコ  ダーシー・パディーラの「ジュリーの物語」

トルコのイスタンブールを拠点に活動するフランス通信のカメラマン、ビュレント・クルチ氏がトルコとシリアで

撮影した強烈な印象の写真2枚が、「スポットニュース」の単写真部門で1位と3位を同時に受賞.

1位を獲得した写真は、昨年イスタンブールで発生した群衆と警官隊の衝突で負傷したずぶ濡れの少女を捉えたもの。

この衝突は、反政府デモで怪我を負い、それが原因で死亡した15歳の少年の葬儀の後に起きた。

今回からは長期取材の部も新設された。一人のアメリカの貧しい女性に取材しながら、貧困、エイズ、薬物、

暴力などの問題を引き出したダーシー・パディーラの「ジュリーの物語」が1位を受賞した。

HIVに感染して若くして亡くなった母親と、その家族(夫や子ども)の姿を追った作品である。

悲惨な少女期を過ごした彼女。子どもを産んで母親になった後も貧困と病苦につきまとわれ、亡くなる頃には

三十代だというのに老婆のような顔になっていた。残された子どもたちは里親に出された。

   
 マッズ・ニッセン(デンマーク) ロシア、サンクトペテルブル  モンゴルの写真


「世界報道写真大賞2014」に選ばれた作品は、、性的少数者に目を向けたものだ。

デンマークのマッズ・ニッセン氏が撮影し、「現代社会の問題」の部の単写真1位、

ロシア、サンクトペテルブルクで、同性愛のカップルをアパートメントで撮影した。

ごく私的な時間と空間を間近に写し取った作品は、穏やかで、審美的で、観るものに強い印象を与える。

イタリアの写真家が撮ったマックで一人用の椅子に座る名古屋の風景の解説には

「現代では、文化圏によっては、一人での食事は珍しくない。一人用のテーブルが並んでいる・・・」とあった。

   
 イオンレイクタウン  イオンレイクタウンの飾り

イオンレイクタウンはたくさんの人で賑わっていた。

   
レイクタウンのアウトレットの入口  越谷観光協会

   
リュース  展望台から眺めた田園風景

越谷観光協会で自転車を借りて、田んぼアートを見るために「リュース」の展望台(地上約80メートル)に行ってきた。

自転車で観光協会から20分ぐらいで行けた。レイクタウン周辺はたくさんのビルが建っていて、都市化されていたが、

少し離れると、田園風景が広がり、のどかな印象と同時に雨も降っていたので、さびしい雰囲気もあった。

   
田んぼアート   展望台からの眺め

色つきの古代米などで田んぼに絵を描く「こしがや田んぼアート」は、今年で6回目の

開催。東埼玉資源環境組合第一工場(リユース)の展望台から見ることが出来る。

雨模様の天気だったので、絵はかすんでいたが、眺めることはできた。

毎年、少年漫画から取られたテーマと、市のキャラであるガーヤちゃんで構成されている。

上の写真だと左から越谷市の特産品、週刊少年ジャンプ掲載中の『食戟(しょくげき)のソーマ』、

越谷市のキャラクター・ガーヤちゃん。特産品は、太郎兵衛もち(たろべいもち)・越谷ねぎ・イチゴ・クワイと

並んでいる。ガーヤちゃんとはネギを背負った鴨のことで、越谷名物の鴨鍋から連想されたキャラであるそうだ

越谷は、宮内庁の鴨場が市内にあることから、鴨料理の店が多いという。

   
近くから田んぼアートを見る。   大相模調節池のほとり

田んぼアートの近くでみると、「2015」の文字は分かるが、ほかの絵は何が描かれているのか、わからなかった。。

   
 観光協会からリュースがみえる。  大相模調節池

大相模調節池は事業区画のほぼ中央に39.5haという広さの水害対策を視野に入れた調節池(調節容量120万立方メートル)

として建設された。地域住民の憩いの場として池の一部を開放し、自由に利用できるようになっている