黒戸尾根 

2967m  2010年9月18日〜19日

9/18
06:50 尾白渓谷駐車場
10:05 刃渡り
11:20 五合目
12:35 七丈小屋

9/18
02:50 七丈小屋発
03:40 八合目
05:15〜06:05 山頂
07:40〜08:10 七丈小屋テンバ

09:10 五合目
09:40 刃渡神社
10:55 笹の平分岐点
12:25 尾白渓谷駐車場

 
山頂から鳳凰三山と富士山

甲斐駒の黒戸尾根に登った。黒戸尾根は2回目である。今回は、日帰りではなく、

テントを背負って、一泊2日である。七丈小屋のテント場でテントを張る。

駐車場の登山口
尾白川の橋の手前

朝、尾白渓谷の駐車場に行くと、結構、車が停まっていたのにはびっくり。いくら連休とはいえ、

日向山とかに登る人は多いだろうが、黒戸尾根を歩く人は少ないだろうと思っていた。

ところがどっこい、黒戸尾根を実際に歩いていくと、たくさんの人が登っている。

刃渡
梯子

鎖場
刃利天狗

五合目は、前回登った時は小屋があったが、今回は壊されていて、平らで開けていた。

何人かの人たちがここで休憩をしていた。小屋跡を過ぎると、すぐに刀や祠や地蔵などがいくつもあって、

さすが、信仰の山である。急な梯子や鎖場も出てきて、慎重に歩く。

地蔵

梯子

七丈小屋
七丈小屋のテント場

その日は、七丈小屋に12時半頃に着いて、ガスっていて、何も見えない。テントを張って、ビールを飲んだ後は

あまりすることもなくて、テントの中で、横になっていた。熟睡は出来ないが、うつらうつらしていた。

テント場には、次から次へと人が登ってきて、先にテントを張った人にテントを移動してもらいながら

後から来る人の場所を確保していた。いい場所がなくて、兵庫から来た人は、

小屋とテンバの途中の空き地にテントを張っていた。

隣の人は奈良の人で、読売新道とかを歩いていて、次の日は早川尾根を歩いて、鳳凰に登るとのこと。

そういうコースを歩くのが好きかもしれないといわれた。

山頂の西側にある、西峰。駒ヶ岳神社本社
山頂の祠

夜中に起きると、満天の星空。朝の3時前には他のテントでも動く音がする。

私も動き出して、そのまま登りはじめる。テントはそのまま置いておく。

真っ暗の中、ヘッドライトをつけながら歩く。暗いので、わかりにくいところもあった。

時間的には早かったので、頂上に早く着きすぎると思いながら、途中で、星空を眺めながら休憩を取る。

頂上に5時過ぎに到着。誰もいない。しばらくして、何人か登ってきて、ご来光を一緒に見ることが出来た。

みんなで感激の声。鳳凰三山の奥に富士山が見え、

北岳、仙丈がよくみえ、南アルプスにつながる間ノ岳や荒川だけの方の稜線も見えた。

八ヶ岳もしっかりみえて、奥秩父のほうの連なりも見え、展望を楽しむことが出来た。

仙丈と山頂
日の出

鳳凰三山
鋸尾根

仙丈
山頂にて記念写真

北岳と山頂
鋸尾根

雲海
黒戸尾根方向

さすがに風も冷たくて、50分ぐらい山頂にいて、下り始める。

鳳凰三山
山頂を振り返る

歩いた稜線 黒戸山 
北岳を見る

頂上方向を振り返る
黒戸尾根方向

剣の突き刺さった大岩と鳳凰三山
八ヶ岳

奥に八ヶ岳
黒戸山方向

鳳凰三山

テント場
ビールが冷やしてある

七丈小屋のテン場に着き、テントを撤収し、テントを背負って歩き出す。

水質検査結果表
下りの鎖場

下りでは、日帰りで、軽装の人が続々登ってきていた。黒戸尾根はトレランのメッカにもなっている

ような言い方をされる人もいた。さもありなんである。グループで日帰りする方もいて、

5合目で、後続の人を待っている女性と話が出来たが、今回、これで日帰り往復は5回目だそうである。

富士山は頂上では、鳳凰三山の奥正面に見えたが、刃渡りでは富士山は、鳳凰三山の左側に見える。

この日は残念ながら、刃渡りでは富士山は見えなかったが、登っていくと山の位置も変わって

見えるのも長い距離を歩くと特に感じることが出来る。

刃渡
八ヶ岳

刃渡りから八ヶ岳
刃渡りから鳳凰三山

下りの樹林帯も長い。なかなかつかない。頂上で一緒だった人に笹の平先でさっさと追い抜かれる。

その人は摩利支天まで行って、合計2時間ぐらい上にいて、私は1時間もいないのに先に下りて、

追い抜かれたのである。日頃の運動不足と体重の増加で体がきつい。

、下りがすごく長く感じて、だんだん足も痛くなり、バテ気味になってきた。

樹林の中を歩く

下の駐車場は車で埋まっていた。先の道路まで、車の列が出来ていた。

帰りは、温泉で汗を流す。高速道路は渋滞が始まっていた。