巻機山 1967m 

2007年10月22日

巻機山は新潟県南魚沼市と群馬県利根郡みなかみ町の境の三国山脈にある。

04:00 桜坂駐車場
07:00 登山道に戻る。
08:00 ヌクビ沢出合
11:00 割引岳
11:40〜12:15 御機屋山頂
14:20 五合目
15:00 桜坂駐車場

天狗岩、ヌクビ沢、割引岳 

登りはヌクビ沢を歩き、下りは井戸尾根コースで下った。ヌクビ沢は下山禁止となっているコースである。

本流の滝がみえる
間違えた地点。このまま進んでしまう。

矢印は左になっている

朝方、4時前に桜坂駐車場に着いて、まだ暗いため一眠りしようとしても眠れない。

そこで、ヘッドライトをつけながら歩き始めた。今回はヌクビ沢を目指して歩く。

結構、きついコースとあったので、時間に余裕を持つためにヌクビ沢まで早めにつくように早めに動き出した。

しかし、暗い中、途中で、目印を見落とし、道を間違えて、樹林の中に入っていった。

避難道という標示をみて歩いてきたので、作業道のようなところになっているのかなとばくぜんと

急なところを登っていって、おかしいと思ったときには、上のほうが明るく、

稜線に出るかなと思ってどんどん進んでいくが、山の稜線のようにはなっていたが、樹林に囲まれている。

油断して進みすぎた。何とかなるという過信が禁物である。しばらく彷徨い続けたが、

沢方向に出るのは怖いので、今日は敗退だとどんどん樹林の中を下ることにした。

そして、ご夫婦で歩いていた熊よけの鈴の音が聞こえ、ほっとして登山道に出て、元に引き返したのである。

熊鈴とこのご夫妻に感謝である。本当に樹林の中に入って迷うと、気持ちの余裕もなくなり、わからなくなる。

登山道がいかに安心な道なのかが良くわかった。この間3時間近くである。

この時点で、神経と体力は消耗していたが、その鈴のご夫妻は、これから登るというので、

私も気を取り戻し、まだ間に合うと思い、登る。途中、目印で沢沿い方向に行かなければならなかったところを、

無意識に樹林の道に入ってしまったのが間違いのもとであった。それにしても間違った道は踏み跡もしっかりあった。

天狗岩
割引岳もみえる

ヌクビ沢と割引沢が合流するところが落合である。落合から先に進んでヌクビ沢に出る。

紅葉
ヌクビ沢出合

やっとヌクビ沢出合いに出て、ここからがまた、スリルありすぎる。ヌクビ沢は変化のある沢沿いの道を歩く、

途中で、三点確保しながらでないと登れなかったり、笹を頼りに無理やり登ったり、急な岩登りがあったり、

そのご夫妻とは最初はついていくような感じで登り、途中で追い越したが、始終同じようなペースで登っていった。

定年退職を過ぎた年齢で、山登りを健康なうちに夫婦で楽しんでいらっしゃるとはいうが、健脚である。

沢を登る
布千岩

渡歩を繰り返しながら、高度が上がっていく。沢沿いの道が長く続く。なかなか気が休まらない。

慎重に登っていった。しかし、紅葉が見ごろで、素晴らしい景色である。気持ちも良い。

行者の滝

紅葉の岩峰
振り返ると平標山〜万太郎山あたりの稜線

沢沿いの道が長い
紅葉

紅葉
岩場にマーク

喉は渇いたが、沢沿いなので、水は豊富である。ヌクビ沢源頭からも急な壁に足段がついているようなところを登る。

草つきの道をよじ登るかのようである。そこはとても写真を撮っている余裕はなかった。

トラバースをする目印もあった。
ヌクビ沢をやっとぬける

切り立った岸壁をみる

谷川連峰の展望

越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳)

稜線に着いたらほっとして、割引岳まで登る。ご夫妻もすぐ後に到着し、喜びを分かち合う。

越後三山の展望が目の前に広がり、谷川岳方向や巻機山の全容も見える。

割引岳からの展望、魚沼方向
割引岳

巻機山方向
谷川岳方向

裏巻機方向の展望
ヌクビ沢は下山禁止になっている

割引岳
山頂を目指す

越後三山方向
巻機山の登山道

後から来た人が巻機山というのはこの辺いったいのことをさすのであって、巻機山という山頂の標識は

本当の山頂ではないといわれる。その山頂の標識が御機屋にあったが、実は、その先の牛ヶ岳方向に少しいった

なだらかなところが最高点である。私はやっとここまで登れたので、「御機屋」で記念写真をとっていただく。

「御機屋」山頂にて
ニセ巻機山方向

ここまでで、ばて気味であったので、牛ヶ岳には行かないで、そのまま井戸尾根を下りることにした。

ななかまどの実と越後三山
『ニセ巻機山』手前の鞍部に避難小屋

山頂付近の稜線は展望がよく、気持ちの良い歩きとなる。ハーはーいいながらゆっくり歩いていたが、展望は楽しめた。

ニセ巻機山と谷川岳方向
割引岳

巻機山
ニセ巻機山から巻機山

紅葉

下りは、道がしっかりしているので、気分的に楽で、こちらも紅葉の景色がよかった。

途中、私たちが登ったクヌギ沢と紅葉も見ることが出来て、そのご夫妻ともあんな険しいところを歩いたんですねと感心しあった。

ここからみえるということは、若いカップルが歩いているようにも見えたのではないでしょうかとつい声をかけてしまった。

本当に無事に下山が出来て、感無量である

黄葉と割引岳
5合目で米子沢の展望

ヌクビ沢と井戸尾根コースの分岐標示
桜坂駐車場