目白から高田馬場 

2015年10月31日

   
学習院大学   ハローウィン 


「SHUNGA 春画展」が、東京都・文京区の博物館「永青文庫」にて開催されていたので、見に行ってきた。

目白駅で下りて、すぐに学習院大学がある。目白通りを歩き、ハローウィンの日なので、商店街のあちこちで催しをしていた。

   
永青文庫門   永青文庫入口


男女の性的な営みを描き江戸時代に流行した春画は、2013年に大英博物館で初めて春画だけの展覧会が

開催され話題を呼んだ。性の営みを時にユーモアを交えて描いた春画は「笑い絵」とも呼ばれ、江戸時代にはあらゆる

階層の男女に親しまれた。日本初となる今回の『SHUNGA 春画展』は、海外からは大英博物館およびデンマーク、また、

日本の美術館や個人コレクションより、鈴木春信、月岡雪鼎、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎といった浮世絵の大家による

春画の名品133点(前・後期で約半数ずつ入れ替え)を5つの章に分けて展示している。日本では物議もかもした。

18歳未満は入館禁止となっている。本展は永青文庫の2Fから4Fまでのフロアを用いて展示している。

永青文庫の入口はたくさんの人が並んでいた。入場制限をされていて、入場するまで20分かかるといわれ、待って入った。

中もあまりひろくないので、人で混みあっていて、なかなか進まない。

平安時代から始まったとされる春画の歴史を辿るとともに、江戸時代には大名から庶民まで愛された

春画の親しみやすさと美しさを感じることができる展示会となっている。

気恥ずかしさを覚えるような絵が並んでいるが、若い女性が多くて、しっかり見入っていた。

混雑もしていたので、進むのが遅いのでじっくり見ることができた。カップルもたくさん来ていた。

   
春画展   神田川

   
胸突坂   高田馬場駅

帰りは、「永青文庫」から胸突坂を下ってきて、高田馬場方面まで歩いた。途中、早稲田大学があり、都電が走っていたが、

暗くなってきて、都電の写真は、はっきり映らないだろうと思い、撮らなかった。


日本女子大学 

2017年11月18日

日本女子大学の目白キャンパスで、研修があり、昼休みに大学構内を歩いてみた。

   
 成瀬記念講堂  成瀬仁蔵銅像(高村光太郎制作)

成瀬記念講堂は1906(明治39)年に「豊明図書館兼講堂」として建設された。建設当時、外壁は煉瓦壁だったが、
1923(大正12)年の関東大震災で大きな被害を受ける。しかし翌年には内部の造作を残して外壁および
間仕切りの煉瓦をすべて取り除き、木造建築として再建された。修築された講堂は、内部は創建時の部材を
丁寧に保存・使用しており、特に木骨トラスやステンドグラスなどは創建時のままとのこと。
その後1961(昭和36)年に創立60周年記念事業として補修工事が行われ、この時から創立者成瀬仁蔵の
名を冠して「成瀬記念講堂」と改名されている。中は撮影禁止になっていたのは残念。
この講堂は、西洋の教会堂を思わせる日本の洋風建築として、本格的なものであり、明治時代の学校建築として、
また西洋文明受容の観点からも貴重な遺産として、1974(昭和49)年に文京区の有形文化財に指定されている。
成瀬記念講堂の耐震工事に伴い、通常は壇上に安置してある胸像(光太郎制作)を、成瀬記念館入口に展示
してあり、見ることができた。

   
成瀬仁蔵の旧宅  生協