御坂山  

2009年10月18日

御坂山、黒岳を天下茶屋から往復して歩く。前日に、太宰治の原作である映画「ヴィヨンの妻」

を見たので、太宰治の記念館がある天下茶屋にも行ってみたくなった。

富士山の北側に連なる山々を御坂山塊と呼ぶ。御坂山は黒岳と三ツ峠にはさまれているので、

目立たない山ではあるが、その山塊の代表的な名前がつけられている。

08:00 天下茶屋
08:55 御坂山
09:20 御坂峠
10:00 黒岳
11:05 御坂峠
11:40 御坂山
12:15 天下茶屋
河口湖と富士山

朝、7時半過ぎに天下茶屋に着く。最近、天気に恵まれていなかったが、

この日は、高気圧が張り出していたおかげで、富士山もばっちり見えた。

富士山の写真を撮る人たちが結構いた。山に登るのかなと思っていたら、皆、写真だけ

撮りに来ている感じある。私も何枚か撮って、御坂山の方に歩き出す。

登山道から登っていくのは私一人だけだった。

天下茶屋から望む
天下茶屋

太宰治文学碑
御坂山

天下茶屋から登り始めるとすぐに太宰治の「富士には月見草がよく似合ふ」の文学碑があった。

御坂山山頂
御坂峠手前に立つ送電線鉄塔から眺める富士

御坂山山頂は木々に覆われていて展望はない。

鉄塔と紅葉
登山道

樹林の中を歩くのだが、時々、富士山が顔を出し、河口湖と富士山がなかなかの景色である。

天下茶屋まで戻らなければならないので、どこまで歩いていこうかなと思っていたが、

結局、御坂山、黒岳まで行って、黒岳先の展望の開けているところで富士山を見て戻ってきた。

釈迦岳まで行けば、アルプス方面もよく見えるかなと思ったが、今回は無理をせず、

天下茶屋の記念館でもゆっくりもしたかったので、黒岳まで歩いて、引き返してきた。

御坂茶屋
御坂峠

紅葉と富士山
黒岳頂上からドンベイ峠、御坂峠への分岐

黒岳山頂と一等三角点
節刀ケ岳・十二ケ岳等御坂山塊南部の峰々

御坂黒岳は、一等三角点が設置されている御坂山塊の最高峰(1,793m)である。

黒岳から展望台の方に向かって歩く。目の前に富士山がドーンとあって、眼下には河口湖が見えた。

右方向には南アルプスや、手前に破風山から節刀ヶ岳へ向かう尾根が続いていた。

家族連れが絶景を見ながら、食事をとっていた。

黒岳の展望台より
紅葉と富士

戻りは、団体も含めてたくさんの人が登ってきた。私の歩き始めの時間はやはり少し早かったようである。

途中の分岐からも登ってくる人もいくにんかいた。

富士山を拡大
黒岳山頂

三ツ峠方向
黄葉

天下茶屋に下りてくると、車はびっしり、路肩にたくさんの車が並んでいた。

天下茶屋も食事をする人で賑わっていた。私は天下茶屋の2階にあがり、太宰治の記念館をみてまわる。

こんな富士山のきれいに見える素敵な場所で、太宰は執筆活動をしたのかと思った。

紅葉
天下茶屋

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