名古屋で鵜飼実演  

2008年5月4日

家族で愛知の実家に行ったときに、名古屋駅に出た。駅前のミッドランドスクエアオフィスタワーにある

スカイプロムナードの展望台に上がった。ビルの46階である。その後、矢場町まで地下鉄で行き、

特産物フェアーをしており、そこで鵜飼の実演をしていた。とても興味深いものであった。

名古屋駅前の花
駅近くでイベントもしていた

駅前ビルディング
スカイプロムナードからの展望

頂上がヘリポートで、丸いビルディング
名古屋城の展望

スカイプロムナードの展望台から展望を楽しんだ後、名古屋駅から地下鉄に乗って、矢場町まで行く。

ふるさと農林水産フェアをしているところに着いた。そこで、ステージではプライナスの「野菜の歌」が歌われていた。

初夏の暑さで、ビールを飲みながら、焼きそばや牛肉の串焼きをたべたりした。

スカイプロムナードからの展望
特産牛肉 一本800円

ステージでは鵜飼の実演が始まるまで待って、見物をした。

牛のコーナー
鵜匠の説明

鵜飼は、魚をのみ込む鵜の習性を利用した漁法である。本来の鵜飼は、鵜匠が10から12羽の

鵜を手縄さばきで操り、鵜が次々に魚を捕っていく日本の伝統漁法の一つである。

かがり火の明かりや櫂を船べりに打ち付ける音にびっくりして、逃げる鮎を、捕えていくそうである。

鵜匠は、木綿でできた紺色の漁服(りょうふく)に胸あて、開いたスカート状の腰蓑(こしみの)を身につけ、

風折烏帽子(かざおりえぼし)を被り、足中(あしなか)を履いた姿を説明した。

風折烏帽子は篝火から頭髪を守り、胸あては火の粉や松ヤニをよけ、腰蓑はワラででき、

寒さと水を防ぐ。足中は普通のワラジの半分の長さしかないが、船底が魚の脂で足が滑りやすいので、

滑りにくくしている。実演では、鵜匠が籠から一羽の鵜を取り出す。

首ひもを首の途中で縛り、手ごろな縛り方が難しいようである。箱に入ったアユを次から次へと

飲ませて首紐で縛られているところまでたまり、その後、一挙に吐かせた。手早い作業である。

鵜は鮎の向きを変えながら、頭から飲み込んで行っている。鵜は渡り鳥で、野生であり、神経質なため、

一旦人間の手が加わると、繁殖能力もなくなってしまう。オスかメスかの区別もつかないとも言われた。

鵜匠の仕事は、鵜飼をするための準備などで、腰みのも手作りで、365本の藁で作ったり、

鵜飼の時期よりシーズンオフの方が返って忙しいともいわれる。実演していただいた人も16年の経験であるが、

鵜飼は奥が深くて、一生突き止められない技であることを強調された。伝統技も、日々精進の中で行われていると思った

紐でつながれた鵜
頭から魚を鵜呑みしようとしている

「鵜呑みにする」という言葉は、鵜が口にした魚は噛まずに丸呑みにするため、人の言葉の意味を

理解しないまま、相手の言葉を信じ込んでしまうという意味で使われることがよくわかった。

セントレアの電車(金山駅にて)
刈谷ハイウェイオアシスの観覧車

帰りは、地下鉄で金山駅まで乗り、JRで刈谷駅まで行き、そこの駐車場から置いてあった車に乗る。

ボーリングを子ども達がしたいといったので、ボーリングをしてから刈谷のハイウェイオアシスに寄った。

そこで、天然温泉「かきつばた」に入ったり、夕食を食べたりした。

ハイウェイオアシスとは、一部のSAやPAに連結されている都市公園やレジャー施設の呼び名のことである。

高速道路のほか、一般道からもアクセスOK。刈谷市にある岩ケ池公園と伊勢湾岸自動車道の

刈谷PAが一体となった複合型レジャースポットとなっている。