大山女坂を登る 

2014年3月23日

子どもたちと丹沢大山に登る。今回は電車で乗り継いで、大山の登山口まで行く。

女坂から下社まで歩き、そこから山頂まで登山道を登る。下りは、下社まで来た道を下り、男坂を下る。

   
 弘法の水の立て看板 弘法の水 

女坂は、七不思議というのがあって、事前に学習しておいて、今回の山歩きでは、七不思議を見ながら歩いた。

女坂の七不思議 その1 弘法の水

「弘法の加持霊水」ともいい、弘法大師が岩に杖を突いたら、その跡から清水がこんこんと湧き出たという。
夏でも枯れることがなく、いつでも水の量が変わらないという。

   
子どもの地蔵が2体  花が咲き始めている中を歩く。 



   
 子育て地蔵 爪切り地蔵 

女坂の七不思議 その2 子育て地蔵
最初は普通のお地蔵様として安置されていたが何時の頃からか顔が童(わらべ)に変わっていた。
この地蔵に祈ると子供がすくすくと丈夫に育つといわれる。


女坂の七不思議 その3 爪切り地蔵
弘法大師様が道具を使わず、一夜のうちに手の爪で彫刻されたと伝えられている。
何事も一心に集中努力すれば実現できるとの教えである。

   
 逆さ菩提樹  前不動(寶珠山来迎院「前不動明王」)と
左奥は倶利伽羅堂(竜神堂(八大堂))

女坂の七不思議 その4 逆さ菩提樹
上が太くて下が細く逆さに生えたように見えることから逆さ菩提樹という。
現在は二代目である。  

   
倶利伽羅堂(竜神堂(八大堂))
大山寺本堂への参道  


   
崖下にある直径2.5mの福輪   「厄除 かわらけなげ」の場所


   
 無明橋 潮音洞

女坂の七不思議 その5 無明橋
話をしながら通ると橋から下に落ちたり、忘れ物や落し物をしたり、悪い事が起きたりするという。

女坂の七不思議 その6 潮音洞(ちょうおんどう
洞(ほこら)に近づいて心を鎮め耳を澄ませると遠い潮騒が聞こえてくるという。
この洞の中にどのような神秘が隠されているのであろうか?

   
眼形石   大山阿夫利神社下社


女坂の七不思議 その7 眼形石(めがたいし
人の眼の形をしたこの石に、手を触れてお祈りすれば、不思議に眼の病が治ると言い伝えられている。

   
大山名水 神泉  双体道祖神和合神像

大山亜夫利神社は、第10代崇神天皇の頃(紀元前97年頃)の創建と伝えられ、山頂に本社、標高700メートルの中腹に下社がある。

「大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)」「大雷神(おおいかずちのかみ)」「高おかみ神(たかおかみのかみ)」

を主祭神とし、大山山頂に立つ本社に祀られている。
下社拝殿の地下から湧き出る御神水は、殖産・長命延寿の

泉として愛飲されているとのこと、我々も飲んで、のどを潤した。

   
学問の神様 天満宮  雪をかぶった 富士山がうっすら 


登りで、雪解け道があり、足元が泥道になっているところがあり、ぬかるみを歩きながら登る。

長靴を持ってきた子は、履き替えて、気持ちよさそうにすいすいと歩いて行った。

途中の富士見台で、富士山がうっすらと見える。山頂に着くと、雲で隠れて、富士山は見えなくなっていた。

山頂では、今年度、高校生受験に合格した子や、結婚をした職員がいたので、ケーキとジュースで乾杯をする。

下りは、下社まで歩き、今回のコースは階段が多かったので、結構足を痛がる子もいたが、みんな元気そうで、

せっかくのお山クラブなので、ケーブルを使わずに、男坂を歩いて下りた。

男坂は急な階段が多かったので、それで嫌気がさした子もいた。