三方分山からパノラマ台 

2010年11月3日

07:00 精進湖湖岸の駐車場
07:40 女坂峠
08:10〜08:30 三方分山 
08:55 精進峠
09:45〜10:20 パノラマ台
11:10 精進湖畔
11:25 精進湖湖岸の駐車場
パノラマ台より

朝、家を出ようとして、天気予報をみてみると、西高東低の冬型の気圧配置で日本海側は

天気が荒れそうであるという。太平洋側はよく晴れそうということで、遠出はしないで、

三方分山に行くことにした。旧八坂村、精進村、古関村の3つの村境の山である。

精進湖の畔に車を駐車
女坂

精進湖バス停近くの湖岸の駐車場に車を停める。車が一台も停めてなかったので、停めてよいのか

不安になる。「かどや」という食堂の横から民家の集落に入っていったところに登山口がある。

しばらくは沢沿いを歩いていく。

三方分山頂上から精進湖もみえる
三方分山頂上(1422m)

三方分山(さんぽうぶんざん)の頂上は樹林帯になっており、富士山方向がわずかに切り開かれていた。

紅葉
南アルプス

三方分山から湖西山(精進山、1409m)、三ツ沢峠(精進峠)、根子峠といくつかの

アップダウンを繰り返してパノラマ台に到着。途中、ところどころで木々が色づいて、紅葉がきれいであった。

木々の間から左手に富士山、右手に南アルプスが見えたりした。

登山道
パノラマ台

精進湖パノラマ台は富士河口湖町と身延町にまたがる標高1325mの景勝地である。

広く台形に切り開かれた展望台からは左手に精進湖や三方分山、更に視線を遠くへ移すと

西湖や河口湖までも見ることができ、そして御坂山塊の山々と遠く大菩薩の嶺もみえる。

正面には青木ヶ原樹海や富士山、右手に本栖湖や竜ヶ岳を見渡せ、

ここでは、山中湖を除く富士五湖を一望できるのである。

ここから眺められる富士山と大室山が重なって見える風景が「子抱き富士」と言われている。

ただ、富士山方向は午前中は、逆光となりがちなので、撮影は午後の方が良さそうだ。

富士山の裾野の青木ヶ原樹海近くに四角い場所に密集して建ち並ぶ家並みがあって、ここは

精進湖民宿村で、地図によっては精進移住地などとも書かれてる集落のようである。

三方分山

南アルプス
王岳、鬼ヶ岳、十二ヶ岳、足和田山

先端のとがっている王岳(1623m)もよく目立つ。精進湖、西湖・河口湖がみえて、

それぞれの湖の海抜が違うので、段々に水面が見える。

西湖、河口湖方向
本栖湖方向(左から竜ヶ岳、雨ヶ岳、高デッキ)

昔、西湖と本栖湖の間にセの海と

呼ばれる湖があり、長尾周辺から

噴出した青木ヶ原溶岩流により大

半が埋め立てられ西湖、精進湖、

本栖湖の三湖に分けられた。噴出

した20億トンとも言われる溶岩流は

広大な溶岩地帯を作り、それから

千百年余りの間に冷却し風化して

いった。その上に茂った原始林を

樹海と呼んでいる。青木ヶ原樹海

総面積2,726ヘクタール

青木ケ原の生い立ち

精進湖方向(中央に王岳)
パノラマ台

眺望のよいパノラマ台はハイキングコースとして人気が高く、三方分山では、誰も会わなかったが、

パノラマ台やそこからの下りはさすがに家族連れやグループも含めて、多くの人と会った。

登山道
パノラマ台入口

紅葉と富士山
精進湖湖岸

精進湖湖畔からの富士山の眺望もよく、多くの人で賑わっていた。

紅葉と一緒に富士山を撮るためにカメラを構えていた人も多かった。

精進湖湖岸の紅葉
精進湖湖岸からの富士山

帰りは、富士山眺望の湯「ゆらり」に入って、渋滞に巻き込まれないように早めに高速道路に乗った。