静嘉堂文庫美術館 

2021年6月6日

   
入館待ちの行列  「旅立ちの美術」展 

岩ア彌之助(1851〜1908)と岩ア小彌太(1879〜1945)の父子二代によって
設立された世田谷区岡本の静嘉堂文庫美術館が、2022年に丸の内に移転する。
その移転前最後の展覧会「旅立ちの美術」の終わりが近づいたので、観に行った。
車で行ったのだが、駐車場が満車、少し待っていると、一台開いたので、停めた。
入館するのに、入場制限をしており、たくさんの人が並んでいた。14:00の受付時間の
紙をもらって、並んだ。入館して、チケットを購入してからも、展示室には入れず、
地下の講堂で、ビデオをを見せられながら待たされた。
音声ガイドを借りて、ガイドを聞きながら見て回った。
河鍋暁斎《地獄極楽めぐり図》の極楽行き列車の場面の展示もされていた。

   
   

展示は「旅立ちー出会いと別れの物語」「理想郷へー神仙世界と桃源郷」
「名品の旅路ー伝来の物語」「旅する静嘉堂ー静嘉堂の歩んだ130年」の4章で構成され、
いずれも美術館の移転という「旅立ち」にリンクするものとなっている。

   
 「旅する静嘉堂ー静嘉堂の歩んだ130年」 展望台からの眺め 

静嘉堂文庫美術館の展示ギャラリーを、三菱創業150周年記念事業の一環として、
2022年、東京都世田谷区岡本から東京・丸の内にある重要文化財「明治生命館」の
1階に移設。公益財団法人静嘉堂が所蔵する曜変天目をはじめとする国宝7点、
重要文化財84点を含む約20万冊の古典籍と6500余点の東洋古美術品からの
展示が歴史的建造物である明治生命館の中で鑑賞できるようになる予定。

   
岡本天満宮  静嘉堂文庫