2014年8月2日
[石老山入口]と[相模湖病院]の看板がみえる | 石畳の坂道を歩き始める |
石老山に登った。丹沢山地の北に位置する道志山地に属し、山中には奇岩が点在する。
東面中腹にある顕鏡寺の寺号「石老山」が山名となった。
相模湖駅からバスに乗り、石老山入口バス停で降りて、歩き始める。車道を歩いていき、
相模湖病院の脇から登山道の登りとなる。
滝不動 | 滝不動 |
顕鏡寺までの表参道ともなっている登山道は、滝不動・仁王岩・駒立岩・力試岩(ちからためしいわ)・文珠岩などの大岩の脇を
抜けていく道で、岩は苔むして雰囲気がある。
滝不動の案内表示より
「岩屋の前の大石の上に絞龍の石像があり悪魔を降伏させるような
顔相である。この石像に岩上から滝がふりかかるので、これを滝
不動という。昔は水量も多く参詣人がこの滝の水を浴び身を清め
祈願したといわれている。今は絞龍の石像はこわれ、顔相だけに
なっている。」
屏風岩 |
屏風岩の案内表示より
「この岩は一見住居の塀風を思わせるところから屏風岩という。中央
より左右に割れて並び、その間が通路になっているところから、別名
「切通し」ともいう。岩の大きさは高さ約4.5m。横幅約7mである。」
蛇目杉と鐘撞堂 | 銀杏の木 |
樹木の下を歩いているが、暑さのため、汗がどんどん噴き出てくる。
六地蔵 | 顕鏡寺 |
岩窟 | 歴史のありそうな墓 |
岩窟の案内表示より
「この岩窟は、「道志法師」、「源海法師」が住居とし、これを
道志岩窟という。岩窟の中に「福一満虚空蔵尊」が安置されて
おり、顕鏡寺の寺宝とされている。顕鏡寺で行う小児虫留加持は
この虚空蔵尊の霊験といわれている。岩の大きさは高さ約7m、
横幅約12mで岩窟の中は奥行き約5m、横幅約5m、高さ約2m
である。」
石老山の顕鏡寺に柳原白蓮(本名:宮崎 Y子)の墓があるというので、行ってみたが、よくわからなかった。
柳原白蓮は、NHKの連続テレビ小説"花子とアン"で仲間由紀恵が演じる葉山蓮子のモデルになった大正〜昭和の歌人である。
テレビも見ていないし、名前もはっきりしなかったので、他の歴史を感じる墓の写真を撮った。
顕鏡寺山門 | 赤い鳥居 |
顕鏡寺門前の左上にある鳥居をくぐって山頂へ向かう。
擁護岩(雷電岩) | 融合平見晴台 |
擁護岩の案内表示より
「飯綱権現神社を覆いかぶさるように突出している岩が「擁護岩」で、
別名「雷電岩」ともいう。飯綱権現神社をかかえて守ため、擁護岩と
名付けられた思われる。この擁護岩は、石老山で最も大きな岩である。
岩の大きさは、高さ約22m、横幅約19mである。」
鳥居をくぐって石段を上がっていくと、また、道中に大きな岩々が点在している。蓮華岩・大天狗岩・
擁護岩・試岩などの脇を抜けていくと八方岩に着く。融合平見晴台では、北方方面、相模湖が見渡せた。
樹林の中を歩いているが、時々、見晴らしの良い場所に出て、休憩をしながら歩く。
一人の男性とも会い、同じようなペースで歩き、山頂に少し先に到着。
石老山山頂 | 大室山の右に富士山がかすかに見える。 |
山頂は南西側を除いて、木々が生い茂っていた。南西側に丹沢山地や富士山の展望が得られた。
男性の方は、70ぐらいで、少し前に大病をして、やっと歩こうということで、石老山は初めてであるといわれる。。
富士山が見えたことで、富士山を見るのも一つの趣味にしているようでもある。
毎年、年賀状に干支にちなんだ場所から撮った写真を送っているとのことである。
下りも登ったり下りたりを繰り返しながら、大明神展望台に着く。そこからの下りも急坂であった。
山頂からの標識 | やまゆり |
大明神山の祠 | 大明神山(ねん坂1.5km 石老山1.4km) |
大明神展望台からの都心方向を望む | 相模湖駅前のかどや食堂 |
林道を下り、キャンプ場の脇を通ると、やがて車道に出て、しばらく歩くと、プレジャーフォレスト前のバス停に出た。
時刻表を見ていたら、バスがきて、そのまま乗って、相模湖駅まで行き、かどや食堂で遅いお昼を食べる。