柴又 

2020年9月11日


同じ職場の山仲間、3人で、柴又の街歩きをした。

   
 柴又駅 寅さんとさくら 

柴又駅には、旅に出る寅さんと見送る妹さくらをモチーフに
作られた「フーテンの寅像」と「見送るさくら像」とある。

   
 寅さん  さくら

   
 映画の碑  

映画の碑は、映画でおなじみのセリフが監督の自筆で刻まれている。

   
うな重  帝釈堂 

川千家(かわちや)で、うな重を食べる。第23作『翔んでる寅次郎』では、何故か
寅さんが結婚式の仲人役を務めている。式場に選ばれた「川千家」で
結婚の披露をしたのは、「入江ひとみ(桃井かおり)」と「小柳邦夫(布施明)」

帝釈堂に覆いかぶさるかのように茂る大樹は「瑞龍の松」と呼ばれるクロマツである。

   
   

   
横山大観筆の屏風絵 「群猿遊戯図」   

横山大観筆の屏風絵 「群猿遊戯図」 (彫刻下絵)が立て掛けてある。
「これは大観の絵であるはずがない」 という説もあるようだ。
座敷の一つ「頂経の間」にある床柱は、樹齢1500年の木を利用したという日本一の大きさを誇る。

   
 邃渓園  邃渓園

   
 庭園の入口  

   
   

 帝釈堂内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われており、中でも胴羽目板の法華経説話の浮き彫り10面が著名である。これは法華経に説かれる代表的な説話10話を選び視覚化したもので、大正11年(1922年)から昭和9年(1934年)にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師が1面ずつ分担制作した。この羽目板の上方には十二支と天人、下方には千羽鶴が表され、高欄(縁)より下の部分には花鳥および亀を浮き彫りで表す。これらの彫刻を保護するため、内殿は建物ごとガラスの壁で覆われ、見学者用の通路を設け、「彫刻ギャラリー」と称して一般公開している


彫刻を保護するため、内殿は建物ごとガラスの壁で覆われ、
見学者用の通路を設け、「彫刻ギャラリー」として一般公開している。

   
三車火宅の図   

それぞれ、彫刻の下に法華経説話における、どのような場面かの説明も書かれている。

   
慈雨等潤の図   

   
雷神と風神  龍もいる 

   
 法師守護の図  

16世日済上人の発願により、名匠 加藤寅之助師が大正11年に最初の1枚を彫る。
床下にまで龍や亀といった生き物の彫刻が施されてるギャラリーである。

   
   

 
山本亭
 
  日々是好日 

山本亭は、カメラ部品メーカーの創設者、山本栄之助氏の住居として建てられた

   
庭園  和菓子と冷やし抹茶 

   
渡し船の船頭   金町浄水場の取水口

東京の柴又と千葉の松戸の堺を流れる江戸川。この両岸を結ぶ渡し場が
「矢切の渡し」そこから船に乗る。川は、土砂降りの後だったためか、濁流になっていた。
最初は手漕ぎをしていたが、船がなかなか動かないので、モーターを動かしていた。
取水口の風景はフーテンの寅さん(映画「男はつらいよ」)の中に結構な頻度で
登場する。金町浄水場の取水塔で、江戸川の水を浄水場へ取り入れるもの。
とんがり帽子の他に、ドーム型の屋根の塔もある。

   
男はつらいよ スタッフ紹介図   

   
   

   
   

   
山田洋次監督  山田洋次ミュージアム 

   
   


帰りは、人形町に寄り、注目の若女将がいる旬蕾という小料理屋に寄る。

           人形町が華やぐ注目店の女将
 今年1月にオープンした、看板のない隠れ家小料理店「旬蕾」。女将の中村照葉さんは、福岡の日本酒バー出身、渋谷の人気居酒屋「ウメバチ」経由で、日本橋にやって来た。きっかけは「ウメバチのオーナーが日本橋の材木問屋の家系で、いつか地元で勝負したいともくろんでいた」から。系列店として人形町での開店が決まったとき、日本酒との付き合いが長い中村さんに白羽の矢が立った。看板の日本酒は「お客さんを見ながら、飲み頃のものを出したい」と、メニュー表は設けない。仕込みから1人で担当するツマミも、日本酒とのペアリングを第一に考える。「店に立つようになって、街の印象が変わりました。地元愛が強いけれど、新参者にも優しい。故郷の福岡に似ているかも」。今や定休日でも日本橋に来ては酒場を巡る、立派な“日本橋人”だ。中村さん考案の「甘酒 鶏すき焼」1人前¥1,900は、人形町といえばの甘酒横丁から想起した名物メニュー。日本酒はグラス¥700~。「私自身一人飲みをよくするので、女性のお一人様も大歓迎です」 (Greater日本橋マガジン」で紹介)
 「旬蕾」女将の中村照葉(29歳)さん  

確かに、場所が分かりにくい所にあり、2階に店はあるのだが、
一階の入口には看板がない。2階の入口に暖簾があるのみ。

   
コエド ビール  鴨肉、白いかのしょっつる漬

   
飛露喜と 銀杏  しゅうまい二種(厚木シイタケ、大葉)

お薦めのつまみを食べ、お薦めの日本酒を飲む。

   
不老泉   手羽の酢醤油蒸し

   
スタッフさんと秋鹿  秋鹿 

秋鹿酒造は1886年大阪北部にあたる能勢にて創業。
「秋鹿」という酒名は初代・奥鹿之助が実りの『秋』と、
名前から一字を取って名付けられた。大阪の山奥、能勢町の自社畑にて
山田錦を栽培。無農薬の米造りに力を入れており、米と麹と水だけで造られる
純米酒のみを造っている。大阪出身のスタッフの方に秋鹿を持っていただいた。

   
なめ味噌(ウニ、サザエ、蛸)  強力と甘酒鶏すき焼 

我々は、個室で飲んだのであるが、カウンターは8席あり、遅い時間になると埋まっていた。
どうやら予約もあったようで、途中で帰らされるお客もいたようである。

   
メニュー
宗玄   

帰路は、都営新宿線「浜町」駅から乗る。