渋谷 

2015年5月24日

   
渋谷駅   Bunkamamura入口

映画「サンドラの週末」と「ボッティチェリとルネッサンス」展が渋谷のBunkamuraで開かれていたので観に行ってきた。

「サンドラの週末」は、職場の同僚のうち誰かが辞めるとボーナスが出る、辞める人がいないとボーナスは出ない。

働く仲間をとるか、お金をとるか、という二者択一を迫られた職場の仲間を、解雇を言い渡された1人の女性が説得して回る。

そんな過酷な週末の2日間をリアルに描いたベルギー映画である。監督は、前作「少年と自転車」でカンヌ国際映画祭グランプリを

受賞したジャン=ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟である。サンドラ役をマリオン・コティヤールが主演をしている。

監督であるダルデンヌ兄弟は、「弱さへの礼賛」というテーマをこの映画に込めたという。

ある宣伝担当者は、サンドラが同僚1人1人の家を訪れて説得をすることで、はじめて相手が抱える貧困や

夫婦間のトラブル、移民の問題などを知り、同僚との連帯が生まれる過程が描かれているといわれている。

ルネサンス発祥の地として知られる伊フィレンツェ。1500年代は実質的支配者だったメディチ家など、銀行家の支援を受けて

芸術家は作品を制作していたという。「ボッティチェリとルネッサンス」展では、「ルネサンスの原動力」となった金融業の繁栄と、

近代に通じるメセナ活動を浮き彫りにしている。同展では、ボッティチェリ作品17点や絵画、彫刻、版画など約80点を展示する。

ボッティチェリの作品は、額縁に銀行業や商人の活動を監督した両替商組合を象徴する金貨をあしらった

「ケルビムを伴う聖母子」(1470年ごろ)、横幅5メートルのフレスコ画「受胎告知」(1481年)など。そのほか、

表にフィレンツェのユリの紋章、裏に守護聖人洗礼者聖ヨハネを刻印した「フィオリーノ金貨」(1252-1303年)なども並べている。

   
サンドラの週末  ボッティチェリ展の入口 

   
 「ケルビムを伴う聖母子」  「高利貸し」


   
渋谷109   駅前交差点

渋谷109では、イベントをしていた。日曜の夕方ということもあってか、渋谷の街は人がいっぱいであった。

あまり渋谷に行くことは少ないので、少し街をうろうろしようと思ったが、人が多かったし、疲れてきたので、

早く家路について、ビールでも飲もうと思って、渋谷の駅に戻った。

   
 駅前  ハチ公前付近

久しぶりに渋谷の駅前に出たが、人の多さで、活気に満ちているなと感じた。

映画と美術展で、何か芸術的な分野に接することが出来たという日常とは違う雰囲気を味わった気がした。

   
駅前  渋谷駅エレベーター