生藤山 991m 

2006年4月24日

山ではまだ桜が見えるかも知れないということで、桜で有名な生藤山に登った。

富士山も期待したが、やはり、気温が上がり、空はもやっていて、富士山はかすんでいた。

08:50 登山口
09:30  佐野川峠
09:45  甘草水
10:00  三国山
10:10  生藤山
10:20  三国山
12:20  車
桜と富士山

甘草水入口付近には、広場があり、テーブルとベンチがあり、桜が見事に咲き誇っていた。

甘草水近くの桜

甘草水由緒

 景行天皇四十年日本武尊、東夷征伐の時、三国峠に軍を憩い給ふに、山上に水なく、諸軍勢、乾きにたへず、爰に於て尊鉾を以って岩頭を穿ち給えば、清泉忽ち湧き出し、軍士を養うに足れり、尊大いに喜び狭野尊の賜うなりとのたまひ、即泉を甘草水と名づく、下流をば狭野川と呼ぶ、遂に村名となる。後に佐野川と書換ふ。

新編相模国風土記稿より 神奈川県

要するに、ヤマトタケルノミコトが三国峠で休憩するのに

水を飲もうとしたけど山に水が無く、山の斜の岩を弓で

討ったらたちまち水が湧き出し、のどを潤した。

その水を「甘草水」(かんぞうすい)と名づけたそうである。

下流を狭野川と呼び、後に今の佐野川という村になったとのこと。

三国山は、その名の通り東京都(武州)、神奈川県(相州)、山梨県(甲州)を分ける山である。

三国山から、丹沢や扇山、三頭山等が見えた。

三国山
丹沢方面

三国山でも生藤山でも富士山が真正面に見えたが、あいにく春霞であった。

甘草水から山頂まで一組の年配の夫婦と時々、一緒になった。

生藤山頂で、富士山の方向を一緒に眺めていたら、雲がだんだん取れてきた。

三人の人力かしらと言っていた。

桜の間に扇山(甘草水の近くで)
生藤山山頂

帰りも同じコースを歩き、桜やら花やらを見ながら下った。甘草水で、桜を見ながら、早い昼食にした。

平日なので、ヒトリシズカに歩けるかなと思っていたら、考えることはみな同じ。

さすがにのぼりのときは人が少なかったが、同じコースを下ると、

何人かの中高年の個人や夫婦や団体さんが沢山登って来た。

やはり登りやすくてこの時期は桜が見事だからでしょう。

途中出会った花

タチツボスミレ
ヤマブキ

すみれの花は名前がわからないのも含めて、沢山咲いていてた。

エイザンスミレ
イカリソウ

ヒトリシズカ
ナガバノスミレサイシン

マルバスミレ