精進ヶ滝 

2005年5月13日

精進ヶ滝は、釜無川の支流である大武川に注ぐ石空(いしうとろ)川にあります.

駐車場、散策道も整備されていて、駐車場から約40分ぐらい歩くと滝の展望台につきます。

散策道は自然が残されていて、一の滝、二の滝、三の滝とあって、滝を見ながら、

気持ちの良い渓谷散策が出来ました。しかも新緑が鮮やかで、森林浴を

たっぷり浴びながら歩きました。精進ヶ滝の落差は121mです。

南アルプス国立公園

精進ヶ滝(北精進ヶ滝)

石空川は、鳳凰三山地蔵岳に源を発する大武川水系最大の支流です。
奥に見える「精進ヶ滝」は、標高約1400m付近に位置する南アルプス有数の巨瀑で、東日本では最大級の落差121mを誇っています。その昔、神仏に祈願するため、この滝を浴び身を清めたことが名の由来です。また、小武川の支流ドンドコ沢にある南精進ヶ滝に対して「北精進ヶ滝」とも呼ばれています。
一方、手前に見える滝は「九段の滝」で、その形状からこの名がつけられました。




散策路入り口の駐車場
つり橋を渡って、林間のコースに出る。

つり橋からの景色
林間の道を歩き始める。

しばらく歩くと、フォッサマグナ露頭という場所がありました。

地層の異なる境が露出しているとのことです。

「フォッサマグナについて」

日本列島を縦に二分するフォッサマグナの西縁を境とする糸魚川静岡構造線の大断層がこの露頭です。断層を境に西側の地蔵岳、甲斐駒ヶ岳をつくる白色の花崗岩帯が東側の第三紀層(桃の木層)黒色の砂岩泥岩層にのし上がる逆断層と成っています。この両者の境界付近は、破砕されて軟弱な破砕帯となっており、この断層は北西ー南東の方向に延び、北は石空川に沿って藪の湯鉱泉付近から白州町国界橋ー長野県富士見町方面に延長し、南は御座石鉱泉西ー大馴鹿峠ー早川町新倉へと延長しており、地質学的には大変貴重なものです。

山梨地学会調査 武川村産業課資料による

フォッサマグナ ・・・ フォッサマグナ(Fossa Magna)はラテン語で、「大きな溝」という意味です。

古い地層(主に中生代、古生代の地層)でできたU字溝のような溝に、

新しい地層(新生代の地層)が積もっているとしています。

溝の真ん中には、大きな割れ目があって、それを通ってマグマが上昇し、

南北の火山列ができたと考えられています。

ナウマン博士は、フォッサマグナの西縁を糸魚川-静岡構造線、

東縁を直江津-平塚を結ぶ線と考えたそうです。


             

一の滝(別名 魚止めの滝)、奥が二の滝

二の滝(別名 初見の滝)
三の滝(別名 見返りの滝)とつり橋

途中の橋
森林浴

帰りのはしごを歩く
河原

途中出会った花

途中出会った花