2010年5月15日
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08:15 中之岳神社
08:40 見晴台 08:50 大砲岩 10:40 女坂分岐 11:05 鷹戻しの頭 12:15 中之岳 13:10 中之岳駐車場 |
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前々から気になっていた妙義山の鷹戻し、挑戦してみた。結局、鷹戻しを往復することになってしまった。
ルートは中之岳神社から第四石門まで歩き、分岐から稜線に続く登山道を登り、鷹戻しに登って、下り、
女坂分岐まで行き、引き返して、鷹戻しを登り返し、東岳、中之岳と歩いて、中之岳神社に戻った。
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駐車場から荒船山などの山がみえた
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金洞山
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中之岳神社の駐車場からの眺めもよく、厳しい岩峰の金洞山がそそり立っているし、
荒船山なども見えた。
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大国神社
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中之岳神社
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大国神社と中之岳神社で安全祈願をする。
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新緑の中を歩き出す。
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見晴台からの展望
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見晴台から中之岳
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第4石門
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石門から大砲岩が見える
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大きな岩
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最初の予定では、中之岳神社から中間道経由で、堀切から稜線に出て、鷹戻しと思った。しかし
第四石門から上に登っていってしまい、鎖場を通って、稜線に出てしまった。仕方がないので、そのまま
鷹戻しの方に歩き出して、さすがに鎖やロープがあって、道もわかりにくいところもあって、登っていく。
特に、ルンゼ内2段25mの鎖は難しい。二段に分かれた岩場に、それぞれ鎖がかけてあって、
2本のうち、一本が太い。足がかりがあまりなく緊張する。大丈夫かなと思いながら、登っていき、
見晴らしのいい場所に出た。その後は、今度は長い鎖場を下る。まさかここが鷹戻しではないだろう、
もっと先であろうと思いながらおりると、鷹戻しの標識が来た方向にある。そういうことは、
やはり鷹戻しを下ってきたのだと思った。鎖場が多くて、鷹戻しを意識しないで下りたので、あっけなかった。
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鎖場
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ルンゼ内2段25mの鎖
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鷹戻しとは、鷹も止まれぬほど急峻で戻ってしまうということから言われている。
50mの岩場を数段の鎖とはしごで登るのである。
白いプレートには『スリップ注意 クサリを放すな!』とかいてある。
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鷹戻しの頭から白雲山を望む
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女坂分岐、鷹戻しの標識
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女坂分岐まで行き、再度鷹戻しに戻って、登りたくなった。そこで、引き返して、鷹戻しを登ることにした。
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危険周知の看板
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はしご
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「この先、鷹戻し付近滑落死亡事故が多発しています。
上級者でも非常に危険な箇所です。
ザイル等の装備のない方は、登山を自粛してください。」の看板を見ながら、登り返す。
今度は鷹戻しの鎖場だということを意識しながら登っていく。
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鎖場
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白雲山
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鷹戻しの頭に再度出る。浅間山や北アルプス、上越の山々や八ヶ岳等見晴らしがよく、今度はゆっくり眺めた。
鷹戻し、歩く前は、結構、びびっていたが、鎖はしっかりしていて、足場も岩場で置くところがあり、
確かに危険ではあるが、歩けないことはないと思った。それよりもその先のルンゼ内2段25mの鎖場のほうで、
足場がとりにくくて、2本鎖があったりして、歩きにくいところがあって、嫌だった。下りも慎重におりた。
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北アルプスも見えた
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上越の山々の方向
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浅間山
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中之岳と星穴岳(右)
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岩の合間に八ヶ岳
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関東平野が広がる
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鷹戻しからの眺めは抜群で、先ほど通ってきた相馬岳、そして浅間山が素晴らしい。
少し休憩をして、そこにいた人に山の名前を聞いたりした。
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浅間山に煙?
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鷹戻しの頭からは東岳に向かって歩き出す。
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でかい岩
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花にも出会う。
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石門めぐりのコースが望める
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パラグライダーも飛んでいた
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登ってきた第四石門のエスケープルートには下りないで、稜線方向に東岳、中之岳と歩いていく。
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コブ岩かな
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この分岐から登っていくと、やせ尾根になっており、足下は切れ落ちて細い場所が多く、
時折岩が立ちはだかっており、最後まで気を緩めれなった。
東岳は山頂の標示がなくいつの間にか通り過ぎて、中之岳も標示はなかったが、祠が
あったので、山頂という認識が出来た。
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東岳をふりかえる
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中之岳頂上の祠
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中之岳山頂からも見晴らしは良かった。
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手前、西岳、奥に浅間山
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鎖場
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中之岳を下降する。鎖場を下降し中之岳と西岳のコルに到着。西岳には通行できない標示があった。
コルから左に折れて鎖を降りれば、 後は中之岳神社へと続く一般登山道である。
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西岳は通行禁止の標識
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注意喚起の標示
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前回妙義山に登った時に白雲山は歩いているので、今回の金洞山を歩いて、表妙義をだいたいつなげることが出来た。
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大黒様
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中之岳神社の鳥居
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今回、距離はそんなに歩いていないが、普段使わない足の筋肉を使ったためか、
車に乗った時に足が吊り気味だった。帰りにもえぎの湯で汗を流し、帰路に着く。
とにかく無事に登れたのはよかった。妙義山の鷹戻しは遭難が急増しているというので、緊張して歩いた。
一週間後に次のような事故が起こり、毎日新聞の記事に掲載された。
滑落死:東京・杉並の女性、群馬・妙義山で
「22日午前9時35分ごろ、群馬県下仁田町上小坂の妙義山(標高1104メートル)を登山中の
東京都杉並区上高井戸2、中学校非常勤講師、土屋成子さん(64)が岩場で滑落、
約80メートル下の岩で全身を強く打ち即死した。
県警富岡署によると、土屋さんは山頂付近の通称「コブ岩」をロープを使って約5メートル
下りる途中、ロープから手が離れたという。登山歴は5〜6年で、
同日午前8時から仲間5人と入山していた。【塩田彩】」