2007年10月7日
蓼科山は、北八ヶ岳の北端に位置し、「諏訪富士」とも呼ばれたりするように、
コニーデ型旧火山の裾野が広がった形をしている。
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05:00 登山口駐車場
07:00〜08:05 山頂 10:00 登山口駐車場 |
山頂と南アルプス
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日帰りで登れる山を探していたら、蓼科山なら登れそうだということで、深夜に自宅を出て、蓼科山に向かう。
朝5時に女神茶屋登山口にある無料駐車場から登り始める。駐車場には数台の車があった。
この時間ではまだ暗くヘッドライトをつける。さすがにこの時間はまだ誰も登らない。7時頃に山頂。
登り始めは、笹原になっており、高い笹が多く、夜露でズボンがぐっしょりぬれる。そして、樹林となり、
しばらくして、急登になっていく。
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樹林の中を歩いていく
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南アルプスがみえはじめる
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途中で、南アルプスや八ヶ岳、中央アルプスが姿を現してきた。
南アルプスの形が私がよくみる形と違っていたので、同定しにくかったが、見る位置によって違うということだ。
ここからだと仙丈ケ岳が比較的大きく見える。その後も樹林帯があって、登り、そこをぬけると、
岩だらけの風景になり、岩礫帯へと入った。登っていくと、山頂ヒュッテが見え出した。
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中央アルプス方向
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蓼科山頂ヒュッテがみえてきた。
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山頂では、360度の展望である。八ヶ岳、南アルプス、御嶽山や中央アルプス、
槍ヶ岳が目立つ北アルプスの広大な稜線、妙高などの新潟方面の山、浅間山、奥秩父の山などが
ずらっと見渡せて気持ちが良かった。ただ風は冷たく、ずっとはじっとしていられなかった。
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山頂の祠
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浅間山方向
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山頂部は広く、岩が広がっていた。火山の名残であり、火口は陥没しているのではなくて、火山岩で埋めらた
平原になっていたのである。その火口原の中に神社の祠があった。そこでおまいりをする。
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白樺湖も見える
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白馬方向
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御嶽山が意外に大きく見えて、この山からは比較的近いのだと思った。
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御嶽山と西のふちには方位盤
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北アルプス方向
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八ヶ岳の鋭く切り立った峰々もみえた。下りも同じコースをたどって、下りる。
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八ヶ岳
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下りに鎖もある
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下りの途中で、紅葉した樹木があって、空の青さと対照的できれいだったので、思わずシャッターを押す。
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中央アルプス方向
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紅葉
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8時過ぎに山頂から下り始めたが、さすが連休の中日、手軽に登れるこの山は、人気である。
どんどん次から次へと登ってくる。こんなに登ってくるとは思わなかった。下の駐車場につくと、
駐車場はいっぱいで、待機している車も何台かある。私が出ようとすると、
待ってましたかのように入れる車があった。
下りの笹原は、すっかり笹がかわいていた。登りに私のズボンがぬれて、
水分を少しとってあげたのは誰も気づいていない。なんてね。
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木の間越しに、蓼科山の山頂が見える
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休日でも混むのを避けることが出来る。駐車場はがら空きだし、帰りの高速も早い時間帯になったから
空いていた。山の展望も朝早い時間帯で、山頂にいる間はよく見えたが、下に下りた頃には、
山に雲がかかり、霞がましていた。早い時間帯に登れたのがよかった。
帰りは蓼科温泉共同浴場に寄り、汗を流す。少し熱めの湯であったので、長くは入っていられなかった。