天狗岳〜硫黄岳
2014年9月19日〜20日
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12:20 第二展望台
13:00 西天狗岳山頂
13:50 東天狗岳山頂
14:30 根子岳山頂
15:20 山びこ荘着
5:45 山びこ荘発
6:45 硫黄岳山頂
9:05 根子岳山頂
10:40 東天狗岳山頂
11:15 黒百合ヒュッテ
13:00 唐沢鉱泉着 |
西天狗岳山頂より硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳の眺め |
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天狗岳から硫黄岳に登った。天狗岳は2度目である。前回は西天狗岳を歩いていなくて、
今回は西天狗岳を登ることが出来た。一泊二日の行程である。
一日目は、唐沢鉱泉から西尾根を通って、西天狗岳、東天狗岳を経て、山びこ山荘に泊まる。
二日目は、小屋に荷物を置いて、硫黄岳を往復した。東天狗岳に再度登り、黒百合ヒュッテ経由で、
唐沢鉱泉の駐車場の方に戻る。今回は山仲間3人で登る。
天狗岳の代表的な登山口は3ヵ所あり、渋ノ湯登山口、桜平登山口そして唐沢鉱泉登山口である。
我々は唐沢登山口から登る。
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唐松鉱泉駐車場 |
唐松鉱泉 |
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シャクナゲ橋(西尾根登山口入口) |
シラビソ針葉樹林隊に入る。 |
西尾根登山口から歩き出す。樹林の中を歩き、苔がたくさんあった。
枯尾の峰分岐点で、最近、麓に引っ越しをしてきたという老夫婦と会った。展望台まで登るとのこと。
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南アルプス(北岳、甲斐駒岳、仙丈岳 |
天狗岳がみえる。 |
見晴がよくなって、第一展望台に着いたと思って、休憩をしながら南八ヶ岳や北アルプスの展望もみえた。
そして歩き始めて、少し進むと第一展望台の標識があった。こちらが第一展望台であった。
さらに進むと、見晴の良い場所があり、展望を楽しんでいたら、その先に第二展望台があった。
西天狗岳〜南八ヶ岳〜南アルプス〜中央アルプス〜北アルプス〜蓼科山までの広い展望が得られる。
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蓼科山 |
西天狗岳 |
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赤岳、阿弥陀岳の眺め |
険しい岩場を登る。 |
西天狗岳直前は、ゴロゴロした険しい岩場になっていた。
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西天狗岳山頂 |
東天狗岳に向かう |
西天狗岳に到着。八ヶ岳の縦走路から外れた西天狗岳は2646mの二等三角点をもつものの、避けられがちでもある。
展望がよかったので、しばらく景色を眺めながら、お昼も食べた。
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蓼科山方向を望む |
東天狗岳山頂 |
東天狗岳は、長野県茅野市と同南佐久郡小海町の境に位置している。
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東天狗から見た西天狗岳 |
南八ヶ岳方面にガスがかかってくる |
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白砂新道入口 |
本沢温泉方向 |
東天狗岳と根石岳の鞍部は、白い砂に緑のハイマツが映える広々とした所で、南東に「白砂新道」が本沢温泉へ延びている。
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天狗岳 |
根石岳山頂 |
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根石小屋 |
箕冠山(みかぶりやま) |
宿泊する小屋は「山びこ荘」である。客は我々3人と、若い夫婦とアルバイト経験のある男性の合わせて6人である。
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山びこ荘 |
硫黄岳がみえる |
山びこ荘は、夏沢峠の山小屋であり、天然記念物のヤマネや大きな目を持つモモンガの棲家にもなっていた。
夜行性なので、夜と早朝にひまわりの種を食べにやってくる。小屋で一緒になった若い夫婦は2度目の宿泊で、
ヤマネとモモンガが目当てで泊まりに来たようである。
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ウソやコガラも餌を食べに来ていた。 |
ヤマネとモモンガの入り口の穴が右上奥にある。 |
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ヤマネ |
モモンガ |
夜になって、暗くなるとると、ヤマネが、中に入ってきていた。ヒメネズミもすばしっこく走っていた。
モモンガも餌を求めて窓の外に、3〜4匹、餌場にやってきていた。
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ランプ |
ランプの灯り |
一人のお客さんが言うには、小屋番の尾形さんは、有名な方のようである。赤岳頂上小屋の小屋番を長年やり、
介護で、山を降り、再び本沢グループで働いているとのことである。今は「やまびこ荘」を一人でやっているといわれる。
小屋の灯はランプだけで、薪ストーブで暖を取りながら、談話をする。トイレが小屋から離れているのは
不便であり、特に女性は感じると思う。9時過ぎまでお酒を飲みながら談笑し、寝る体制に入ったが、
小屋番さんと元アルバイト経験のある男性はそのまま話を続けている。尾形さんは目と膝の調子が良くなくて、
通院をしきりに勧められていた。
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モモンガが小屋の中に入る。 |
モモンガ |
翌朝、4時過ぎには、目が覚めて、起きだす。モモンガも小屋の中に入ってきていた。飛膜を広げるのもみえた。
5時過ぎには、窓の外の餌場の方にも、またモモンガがやってきて、餌を食べていた。
ムササビとモモンガは前後脚間の膜を広げて滑空する夜行性動物で、大きな違いは、モモンガは小さい。
モモンガの顔には白門(白い帯)があるそうだ。夜行性なので、眼も大きい。
モモンガの天敵はフクロウやテンなどであるという。ヤマネは滑空はしなくて、一族一種であるといわれる。
朝、天候がよさそうなので、硫黄岳山頂に登ることにした。朝ごはんを食べて出発する。
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朝焼け |
山びこ荘 |
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山びこ荘を振り返る |
展望を楽しむ。 |
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浅間山方向 |
中央アルプスから北アルプス |
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天狗岳を望む |
槍穂を望む |
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御嶽山 |
乗鞍岳 |
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浅間山 |
天狗岳を望む |
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カメラマン |
硫黄岳山頂 |
硫黄岳山頂は360度の展望で気持ちがよい。しかも誰もいなくて、貸切状態だった。
早朝で、冷えたので、洋服を着こんだ。
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山頂から天狗岳、蓼科山 |
横岳と 赤岳 |
硫黄岳山頂には、ケルンなども見られた。
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甲斐駒や仙丈岳が奥に見える。 |
爆裂火口跡 |
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赤岳と標識 |
山頂風景 |
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山頂からアルプスを望む |
天狗岳を望む |
天狗岳は東西二峰からなり、東天狗岳にある天狗岩と呼ぶ岩塔を天狗の鼻に見立てた山名と言われている。
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北アルプスの眺め |
根石岳山頂 |
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御嶽山 乗鞍岳 |
根石岳から根石小屋を望む |
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天狗岳 |
ガスがかかってくる |
2日目は土曜日で、東西の天狗岳の稜線を歩いている人がたくさん見えた。
前日が人が少なかったのとは対象的である。
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黒百合平への分岐 |
ガスがかかる。 |
中山峠との分岐を黒百合平方面へ下る。岩場が延々と続き、膝を痛めないかと思いながら下る。
だんだんガスがかかり、展望もなくなってきていた。
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天狗の奥庭 |
岩場を下る。天狗岳見える。 |
“天狗の奥庭”は、大きな岩がゴロゴロしており、そこから振り返ると東西天狗岳が見えた。
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黒百合平から天狗岳を望む |
黒百合ヒュッテが見えてくる。 |
黒百合ヒュッテは、近代的建物で、北アルプスにあるような建物だった。屋根にはソーラーパネルが設置されている。
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黒百合ヒュッテ |
分岐点 |
黒百合ヒュッテは、中山峠からの合流点でもある。ヒュッテからも下っていくが、相変わらず岩場が続いた。
渋の湯登山口からの分岐を過ぎて唐沢鉱泉方面へ向かって、歩き、さらに岩場だった。
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針葉樹林と石の道 |
苔が多い。 |
駐車場近くになると、昨日山びこ荘で一緒だった、若い夫婦と会った。東天狗岳から中山峠経由で下りてきたという。
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唐沢鉱泉の源泉 |
岩場が続いたので、林道に出たら、膝ががくがくしだしたところで、唐沢鉱泉に到着。
帰りは、「縄文の湯」に寄り、汗を流した。