常滑    

2010年1月2

愛知の実家に帰ったついでに、常滑に足を延ばし、やきもの散歩道を歩いた。

子ども達の作品も飾られている。

陶磁器会館の駐車場に車を停めて、歩き始める。散歩道はAコースとBコースがあり、私達は

Aコースを歩いた。やきものと坂道が一体となっていて、かめや焼酎瓶を積み重ねた

塀や土管を道に埋め込んであるなど、焼き物の町であることを実感することができる。

江戸時代から廻船業を営んでいた廻船問屋清田家があったが、閉まっていたので、また今度である。

レンガ造りの煙突や窯のある風景
だんご屋さん

だんごやで団子を買って、食べる。私達は店の前で食べてしまったが、散歩道を歩いていくと、

串刺しいれが置いてあって、たベながら散歩して食べ終わった串刺しを入れられるようになっていた。気配りである。

串刺し入れもおいてあった。
陶芸道場の九官鳥

陶芸道場と言う看板があったので、中に入ってみた。後でネットで調べたら、「義翠窯 陶芸道場」は、

伝統工芸士 近藤義和氏の工房だ。正月のためかおいしそうなお酒が置いてあって、

勧められたが、車に乗るからと丁寧にお断りをした。気さくな方である。

陶芸道場のご夫妻
色々な雑誌に紹介されている近藤夫妻

陶芸道場の外に飾られていた作品
陶芸道場の外観

登窯広場のオブジェ
見る、聴く、話す猿

ここの登窯(陶栄窯)は、1887年(明治20年)頃に築かれ1974年(昭和49年)まで実際に

使用されていた、日本で現存する最大級の登窯。昭和57年に国の重要有形民俗文化財に

指定されている。それに隣接する形で登窯広場が設けられていた。

広場内にある展示工房館では、出入口の2つある倒焔式角窯が見学できる。

なぜか、登窯広場のオブジェが青色なのかわからなく、違和感も感じた。

登窯の出入口
登窯の後ろにある煙突

縁集工房『和(なごみ)』
縁集工房『和(なごみ)』の中

散歩道の路地

『大般若の店 窯や』に入ろうとしたら、生憎閉まっていた。残念。

店の前に大きな急須を前に考える人が飾ってあった。

『大般若の店 窯や』
高台から煙突のある風景

常滑焼の特徴

常滑焼は鉄分を含んだ陶土の性質を生かした、茶褐色あるいは赤色を帯びた色調が特徴で、

朱泥焼と呼ばれる。つまり、常滑焼は、原料に含まれている鉄分を赤く発色させているのが特徴である。

常滑焼の肌合いにはすべすべとした手ざわりの急須類と、ざっくりとした土味を残す壺や花器などの

2種類があるとのこと。常滑焼の代表作と言われる「朱泥(しゅでい)」の茶褐色の急須は、

陶土にベニガラという酸化鉄を混ぜて焼き締めた無釉陶器である。

全国の陶器の中でもこの赤い急須を見れば「常滑焼」と分かるほど特徴的であるが、

これはなめらかな手ざわりが魅力で、長く使い込むうちに艶が出てくるともいわれている。

 また常滑焼の特徴として、土管や工業用タイルなどの製品が多いことも挙げられる。


セントレナ空港から

ついでに中部国際空港まで足を延ばし、昼食を食べた。ちょうど正月期間なので、人でごった返していた。

飛行機の到着
人がいっぱいの空港内部