鷲羽岳(2924m)、水晶岳(2986m) 

2006年9月21日〜23日

職場の山仲間と鷲羽岳、水晶岳に2泊3日で登った。

ルートは新穂高温泉の駐車場まで車で行き、1日目は鏡平経由で、双六小屋に泊る。

2日目は、双六岳の巻き道を通り、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳に登った。下りは、

ワリモ北分岐から雲ノ平分岐に下り、三俣山荘に到着し、泊る。

3日目は、三俣蓮華岳、双六岳経由で新穂高温泉に下りた。

09:05 新穂高駐車場発
10:15 笠ヶ岳入口
10:50 わさび平小屋
11:25 昼食
12:00 秩父沢
13:15 宍戸が原
13:55 鏡平
15:00 弓折岳分岐
16:20 双六小屋

06:00 双六小屋発
07:30 三俣峠
07:45 三俣蓮華岳
08:30 三俣山荘
09:50 鷲羽岳頂上
10:45 ワリモ岳頂上
11:45 水晶小屋
12:30 水晶岳頂上
13:40 水晶小屋 
14:20 岩苔乗越
15:10 雲ノ平分岐
15:50 三俣山荘

05:35 三俣山荘発
06:15 三俣峠
06:30 三俣蓮華山頂
07:45〜8:30 双六岳
09:15 双六小屋
10:15 弓折乗越
11:00〜11:35 鏡平小屋


鷲羽岳(右)と水晶岳(中央)

新穂高温泉
登山口

新穂高温泉の無料駐車場に車をとめて、歩き始める。

林道の途中で、落石危険と書かれた石が落ちていた。この石が落ちてきたのかな。

笠新道の入口には水場があり、水を口に含んだ。

落石危険
笠ヶ岳入口

わさび平
秩父沢

途中で出会った中高年女性達から紫色の花が「ラショウモンカズラ」といわれる。

この時期に咲くのかなと思いながら、形は良く似ている。

ラショウモンカズラ?
鏡池

鏡平小屋で、休憩をしていると、新穂高から雲ノ平まで前の日に登って、高天原小屋に泊り、

この日は、下りてきた方と出会った。57歳だそうである。新穂高まで歩いていくのだという。

元気である。私達は双六小屋までいけるかどうかと思っているのに。

鏡平小屋
ブロッケン現象

双六小屋に16時20分に着く。宿泊の手続きをして、生ビールを飲む。鷲羽岳をバックに乾杯。

小屋では談話室があり、ガスの火を囲んで、山人が集まっていた。

それぞれ歩いたコースの話をしあっていて、雲ノ平と高天原はみんな絶賛をしていた。

今回は無理だが、いずれ、是非、行ってみたいと思った。水晶岳にも登ってきた人がいて、

良かったといわれ、期待に胸膨らんだ。

小屋はすいていて、広い部屋に、私達二人と、二人連れの方が一緒で、4人であるので、部屋は広く使えた。

一緒の部屋の人は次の日、西鎌尾根から槍ヶ岳に登るといわれた。

wolfgangさんのHP「我が道を行く!」http://www5a.biglobe.ne.jp/~Waag/

鷲羽岳と双六小屋
鷲羽岳と生ビール

りんどう
三俣蓮華岳から薬師岳と雲ノ平

三俣分岐から槍ヶ岳方向
三俣蓮華岳から笠岳

2日目の朝、三俣山荘に泊るために、手続きをとって、ある程度荷物を置いて、リュックの中を軽くし、

鷲羽岳と水晶岳に向かった。

鷲羽岳と三俣蓮華岳頂上
鷲羽池

三俣蓮華岳から鷲羽岳に向かう途中で硫黄の匂いが立ち込めてきた。

火山帯と関係があるのかなと思っていたら、鷲羽池も見えてきた。

鷲羽岳頂上にて
水晶岳方向

鷲羽岳は、長野県と富山県の県境にあって、烏帽子岳、三俣蓮華岳と続く稜線上

にある雄々しくかっこいい山です。

ワリモ岳
薬師岳と水晶岳

水晶岳の山頂は南峰、北峰の二つに分かれていて、南峰を山頂とするのが一般的のようである。

実際、南峰の方が、少し高いが、三角点は北峰にある。私達は南峰どまりである。

アヒルの置物を持って、100名山を目指している人と出会い、この方は三角点のある北峰まで足を延ばした。

このアヒルの方は、100名山で、70以上登っており、最後は剱岳で飾りたいとおっしゃっていた。

頂上はガスっていて、おにぎりの昼食を食べていると、少しガスが切れてきて、黒部湖が見えたりしてきた。

頂上でアヒル隊長
黒部湖が見える

水晶岳の頂上に近づいてくると、岩が急になってきて、ガスっているこの光景は

どこかで見たような感じと思ったら、剱岳に登った時と似ているかなと感じた。

確かに、水晶岳と剱岳を遠くから眺めると、形まで似ているように見えた。

鷲羽岳方向
水晶岳

岩峰と鷲羽岳
鷲羽岳に戻る道

岩苔乗越と水晶岳

黒部源流の上流にある沢
三俣蓮華岳

ウサギギク
黒部川源流の碑

三俣山荘に着くと、展望レストランで、ビールを買って、飲む。ワリモ北分岐で出会い、すたすたと私達を

追い抜いて、歩いていった高齢の方が、三俣山荘で一緒であった。100名山はとっくに登り、

ヒマラヤにも登っており、なるほど健脚のはずである。北アルプスも今年、数回も登っており、

歩いていない道をつないでいるようである。明日は三俣山荘のオーナーが開拓した伊藤新道を歩くといわれた。

三俣山荘
三俣蓮華岳に向かう途中で、日の出が出る

3日目は晴天で、三俣蓮華、双六岳と登り、まさに槍ヶ岳、穂高を間近に見ながら歩く。

槍ヶ岳、穂高の展望
水晶岳と立山、剣岳も見える

薬師岳と雲ノ平
笠ヶ岳

三俣蓮華岳は、文字通り三つの俣の頂点に位置する山。そのまま、長野、富山、岐阜三県の境である。

三俣蓮華岳は名だたる山々が見渡せた。100名山で言えば、槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳、白山、

乗鞍岳、御嶽山、黒部五郎、薬師岳、剱、立山、水晶、鷲羽、常念などの山々である。

双六岳に向かう道も左に槍、穂高方向を、右に薬師、黒部五郎、白山、笠ヶ岳などを見ながら歩くことが出来、充実感があった。

双六岳も素晴らしい眺めが待っており、なかなか離れがたくて、45分ぐらい休憩をした。

双六岳標柱と槍穂高
双六岳山頂

白山が奥にみえる
槍ヶ岳に西鎌尾根から向かう道

乗鞍岳と御嶽山(右奥)
双六岳から黒部五郎岳をみる

双六小屋
西鎌尾根と槍ヶ岳

弓折乗越から槍ヶ岳
鏡平山荘から槍ヶ岳

鏡平山荘で槍ヶ岳の穂先を見ながら、カレーを食べる。贅沢な気分になる。

鏡平山荘
鏡平

鏡池で槍穂を眺める人たち
途中から穂高の山々が中心になってみえる

穂高も見る位置によって大きさが変わってきた。だんだん、新穂高に近づいていくと、

当然、西穂の方向の山が存在感が出てきた。

途中、秩父小沢で休憩をし、水を飲む。おいしい。

左俣林道を下っていくと、中年女性3人組が、熊が目の前を横切ったという。

三俣山荘でも熊に出会ったという人がいたので、この時期は、冬眠前で、えさ集めに

活発に動く時期かなと思う。

笠新道入口では、父子が、笠ヶ岳を登って、下りてきた。マウンテンバイクがおいてあり、

二人乗りして、私達を追い抜いて行った。親子で登った、思い出の残る山登りだったでしょうね。

それにしても、ここの林道歩きは長い。そのため、林道の終点にもマウンテンバイクが2台おいてあった。

新穂高温泉に着いたら、「ひがくの湯」で汗を流し、川沿いにある無料露天風呂「新穂高の湯」にも入った。