千畳敷と奈良井宿 

2007年6月

千畳敷カール

中央アルプスの千畳敷カールに行く。千畳敷カール(2612m)は、今から
約2万年前に、氷河のゆったりとした流れにより浸食されて形成されたカール
(半円形の窪地)で、畳を1,000枚敷いた広さがあることから「千畳敷カール」と呼ばれている。

   
   

宿泊したホテルは、駒ケ根ビューホテル

   
 宝積山(ほうしゃくざん)光前寺(こうぜんじ)  参道

光前寺は長野県駒ヶ根市の駒ヶ根高原にある天台宗の別格本山
信濃五山(戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡神宮寺・津金寺・光前寺)のひとつ。

   
 ヒカリゴケ  本堂

ヒカリゴケは、参道途中の石垣にに自生している。
石のすき間をのぞくと、緑色の光を放つ苔が観察できる。

   霊犬早太郎
遠江国見附村(現・静岡県磐田市見付)では、毎年田畑が
荒らされるため、矢奈比売神社の祭りの夜に村娘を人身御供
として神に捧げていました。延慶元年(1308年)、神様がそんな
悪事をはたらくはずがないと通りすがりの旅の僧侶が正体を
確かめると怪物は「信州の早太郎おるまいな」という言葉を
残して娘をさらっていったのです。僧侶は、信州に入って早太郎
を探し、光前寺の早太郎を和尚から借受けて怪物を退治します。
深い傷を負った早太郎は、光前寺までたどり着くと息絶えたと
伝えられています。本堂の横に霊犬早太郎の墓が祀られています。
この関係で、駒ヶ根市と磐田市は友好都市になっています。
 早太郎の墓  

この寺院には、霊犬・早太郎にまつわる伝説が残されている。

   
 三重の塔 奈良井宿 

奈良井宿は江戸側の板橋宿から数えても京側の守山宿から
数えても34番目に位置する、中山道の丁度真ん中の宿場町。
木曽11宿の中では最も標高が高く、難所の鳥居峠を控え、多くの
旅人で栄えた宿場町は「奈良井千軒」と謳われた。

   
水場   

街道沿いには沢水や湧き水を利用した6カ所の水場が。中山道はこのような水場を多く有している。

   
  道の駅「木曽の大橋」